講演録が紆余曲折の末ついに完成。越智中学校に無事届けることが出来ました。完成を記念して講演録を頒布します。詳しくはこのページの後半に記載してあります。
全国の皆さんから沢山お問合せ頂き 大好評です 増刷致します
特に、教育機関に携わっていらっしゃる方々には、是非読んで頂きたい内容となっています。
講演録の内容の はじめ の部分を紹介します。
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倉田
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はい、こんにちは。 |
会場 |
こんにちは。 |
倉田 |
はじめまして。今、校長先生からご紹介いただいた倉田知典です。
僕は、年に何回か講演活動をさせていただいてるんですけど、中学校は久しぶりです。3年ぶりくらいで(中学校に)来ました。
福祉関係の職員さんですとか、そういう人たちを主な対象にしてきたんで、久しぶりに中学生の皆さんが対象になるということで、3年前のことを思い出しながら何を話そうかと今日、朝から悩んでここにきました。
え〜、ペラペラと僕が一方的に話すのは好きじゃないですし(笑)、せっかくの「ふれあいトーク」ということですから、皆さんと対話しながら進めさせて頂きたいと思います。
あの〜、皆の中には、人前で話すのが苦手な人がいると思います。ちょっと恥ずかしかったら「ごめんなさい」と謝って下されば、話さなくても結構です。
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千葉日報本社 記者 山口智
http://www.chibanippo.co.jp/
中学の体育館で倉田君を囲み、車座のようになって楽しく「やりとり」している姿が自然に浮かんで来るようです。
以前から「講演活動を」と、良く口にしてたので、果たして どんな形で話をするのか気には
なっていたのですが、この本を読んで分かりました。いかにも倉田君らしい、すばらしい『座談トーク』。これなら人の話を余り聞かない中学生も興味を持って参加するのでは、と感じました。まさに“倉田ワールド”の面目躍如かな。
考えて みれば、「心と心のハーモニー」は対話から生まれて くるのだから、こうした地道な活動が真のバリアフリーに一番大切な
ことかなと思います。倉田君という人間と直接、ふれあった中学生の感想 やはり、驚きでもあり、障碍に対する概念を根底から変えることに
つながったことが、良く分かりました。
これからも学校ばかりでなく、いろいろな場面での対話活動は続いて いくことだと思います。初めて出した この冊子が いいマニュアルになると思います。
これからも一緒に頑張って いきましょう。
追伸
先日は
わざわざ記者クラブまで来てもらい、ありがとうございました。実は、急なことですが、異動が決まり、本社(経済部)に帰ることになりました。2003年2月25日付けです。
市原支局は8年8ヵ月、長くなりましたので やむを得ないかな、という心境です。倉田君とはエブリワンの活動を通じ、ほんとうに いい付き合いを させて
いただきました。もちろん、最後の新聞記事の原稿(講演録の本発行)は私が書かせてもらいます。
後任は成田から「萩原記者」がまいります。人物は保証します。私同様、よろしく お願いします。
地域情報紙 シティライフ 編集(ライター) 国安京子
http://ichihara.atcity.jp/index.html
相談に
のっているつもりが、いつのまにか自分が癒されている。これが 倉田マジック です。「ふれあいトーク」では、越智中の先生を はじめ多くの生徒が
このマジックに かかってしまったようですね。
地域情報紙 シティライフの編集として 倉田君はじめエブリワンのメンバーと関わった私も、このマジックに かかりっぱなし。そして、みなさん から
たくさんの気づきや あふれる熱い思いをいただき ぱなしです。
今回の講演会や 講演録 発刊 の きっかけが、シティライフで あったことは私にとっても大きな よろこびです。生徒たちの感想を読ませて
いただき、健常者、障碍者の区別なく、みなが支えあい補いあえる共生社会実現の日も近いと感じました。
特定非営利活動法人 ウィズ エブリワン
広報部web担当 渡辺建司
講演をはじめて聞いた時の事を思い出してしまった。
付き合いが長くなってくると、別にあらためて話を聞くことでもないだろうと、あまり興味が無かった。むしろどんな話術を使っているのだろうか?と、そちらの方に興味があった。
秘書兼カバン持ち、アッシー君(古っ)兼報道マン、を兼務しながら拝聴していると、積極的聴講者に質問をぶつけて、話を印象付けようとするところは関心するけど、大した話術があった訳でもなく、まどろっこしい部分も否めない。まあっこんなもんだろうって感じだった。今時のプレゼンとしては、「フツウ」っぽい。
私が人前で自分の身の上話をしても、誰も聞いてくれないと思う。 しかし、なぜか特別な人なら講演会に迄なってしまう。
知らず知らずのうちに差別をしているのだ。
同じ身の上話でも、「フツウと異なる今迄」をテーマに公演を続ける。
やがて、誰も聞いてくれない時代が来ると信じているのだろう。
その時は、きっと街中にはチェアウォーカーが「フツウ」に闊歩しているだろう。
さて、取り立てて興味のなかったハズの話の中味は、いつしか。「へぇー、そーなんだ」と聴き(聞→聴)いっていた自分に気がついた。
そして公演が終るとしみじみ思う。
彼は、「幸か不幸か」障碍を持って生まれた。
わかるかなあ。この二ュアンス!
追伸
講演録なんか発表したら、ネタがバレちゃって困まっちゃうんじゃないかと思うけど大大夫?
WEB管理人
理事長の回答 本音を言うと大変だ!! なんだけど、今後内容を向上する良いチャンスだと思ってます。ネタを増やすのが今後の努力どころですね。
だそうです。前向きー
特定非営利活動法人 ウィズ エブリワン 事務局 奥倉康光
本人より似ていると思います。
倉田理事長と面識の無い読者にとって、彼が
どの程度の障碍を持っているのか、本書を通じて理解するのは難しいかもしれない。数枚の写真と断片的な記述を頼りに想像するしか
ないからだ。その意味で本書は説明不足であり、不親切だ。その責めは編集を担当した私が負うしかない。
だが、「心のハーモニー」という本書の主題からすれば、障碍の度合いなど あまり関係ないだろう。事実、放送委員だったために、姿を見れなかった
という女子生徒で さえ講演の感想を書いているのだ。本書が いわゆる「福祉論」と一線を画す所以はココにある。
本書の中で最も不可解な点は、「今日は僕が一番学ばせていただきました」という講演を締め括る彼の一言であろう。講師の彼が自分の行った講演を通じて、一体何を学んだというのか?。彼が提唱する「心のハーモニー」の核心は「相手でなく、自分の心を変える」という点にある。では、どのような過程を経て彼は
その核心を学んだのか?。
人間が成人するまでに経験する様々な人間関係を、彼は
その障碍故に体験出来なかった。その「失われた20年」を取り戻す過程が、どれほど本人に精神的な苦痛を強いるか想像してみて欲しい。彼は
その苦痛の過程から学びとったのだ。そして、彼は今だに
その過程の中で格闘している。だから、中学生に「心のハーモニー」を語りながら、実は彼は自分に対しても言い聞かせているのだ。
講師活動、それは彼自身が自分を取り戻す作業であり、活動の原点を再確認する学習なのだろう。講師自身が自分の行った講演から学ぶ、この謙虚さ。これが「倉田マジック」の
タネ と シカケ であり、多くの友人が彼を慕う本当の理由だ。だから、彼が語る「ボランティア批判」を傲慢だとか、感謝が無いと
いって批難するのは的はずれである。
それは「心のハーモニー」という主題を浮き彫りに
するための戦略上の戦術でしかない。彼にとって「ボランティア批判」は目的ではなく、手段なのだ。本書は中学生対象の講演という性格上、荒削りで論理的掘り下げが甘い部分は確かにある。だが、たとえ読者を理屈で「説得」出来なくても、感性に響いて「納得」させるだけの力強さはあると確信する。
制作に携わった者の一人として本書を強く推薦したい。
ふれあいトーク後の生徒さんの声
講演禄を読んでの感想
講演録を頒布します。
倉田理事長 講演録 は このホームページをご覧頂いている
皆さんに頒布いたします。
読売新聞の取材を受けました。取材風景へ
読売新聞に掲載されました。ニュースクリップへ
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