京葉新聞 八幡宿にエレベーターを |
2005年11月5日掲載 |
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「八幡宿駅にエレベーターを」
NPOウィズエブリワンが提案
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市原市で障害者の自立と強制の活動をしているNPO法人「ウィズエブリワン」(倉田知典理事長)のメンバー6人が 10月27日、同市役所に佐久間隆義市長を訪ね、「福祉向上に関する提案書」を手渡した=写真。
このNPOは、自信が肢体不自由の重度身体障害者である倉田さんが、「もっと障害者が積極的に社会に出て行動しなければ健常者と対等な関係は築けない」−と立ち上げた交流サークルで、障害者と健常者合わせ会員130人。障害者の立場から福祉施策や計画の策定にも発言し、バリアフリー社会の実現に努めている。
手渡しした提案の内容は、昨年11月の転落事故発生以来、車いす利用者の乗降を止めているJR八幡宿駅のエスカレーター問題で、新規にエレベーター設置を要望。これに対し佐久間市長は「事故原因がはっきりしていない。車いすのエスカレーター利用が難しいだろうが、せっかく設けた車いす対応施設が役に立たないのでは問題だ」と話し、関係機関に検討させると答えた。 |
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千葉日報 福祉向上へ市長に要望 |
2005年10月28日掲載 |
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福祉向上へ市長に要望
市原 障害者団体が提案書 |
障害者の自立へ向けた活動を行う特定非営利活動法人「ウィズエブリワン」(倉田知典理事長、会員百六十人)は二十七日、福祉向上に関する提案書を市原市の佐久間隆義市長に提出した。
提案書によると、昨年十一月、JR八幡宿駅通路で起きた車いす利用者の転落事故に伴い、車いす対応のエスカレーターの使用ができないため車いす利用者が不便を感じている、としてエレベーターの設置を訴えた。このほか、収入の低い障害者の支援の強化、車いす利用者の利便性を高めるために臨界競技場の通路拡幅を要望した。
佐久間市長は「(JR八幡宿駅のエスカレーターについて)操作方法を検討するなどして障害者がエスカレーターを利用できるようにしたい」と述べた。
同法人は一九九二年ごろから毎年、同市に独自の福祉施策を提案している。
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福祉教育ニュース
2005年3月号掲載 |
越智中学校の学習実践発表 |
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月刊誌 私立中高進学通信(発行 栄光ゼミナール) |
2004年10月1日号
74〜75ページ
http://www.eikoh-seminar.com/ |
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教養教育 情操教育
障碍者と健常者の壁を越え
どうしたら親友に なれるか
考える きっかけを つくる
千葉国際
http://members.jcom.home.ne.jp/chiba-kokusai/
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NPO団体「ウィズ エブリワン」理事長の倉田知典さんとの第2回目の交流会が行われました。倉田さんは現在34歳。未熟児で生まれたため、全面介添えを必要とする四肢不自由という障碍(倉田さんは障害は決して「害」では
ないという考えから、この表現を使用しています)を抱えており、9歳までは寝たきりだったそうです。
「ボランティアという意識での交流では、個人的な付き合いに発展しません。お互いに人として付き合うことが大切です」と、考える倉田さん。「ウィズ エブリワン」を発足させたのも、真の友だち作りが目的でした。福祉教育担当の藤森孝幸
先生は
こう語ります。本校でボランティア教育を実践するなかで、倉田さんのお考えと活動を知り、ご協力をいただきました。今回の参加者は中学3年生。去年の11月に倉田さんと初めて会い、ディスカッションをしました。3回目は2学期に行う予定です」。
前回のディスカッションの時に倉田さんは生徒たちに「近くにいる障碍のある人と交流してみよう」という課題を与えていました。ほとんどの生徒が この課題を
こなすことができて
いなかったのですが、後で倉田さんにうかがったところ、こうした反応を予想したうえで、"なぜ、実行に移せなかったの"を考えてほしかったのだそうです。
倉田さんが生徒たちに「車椅子の転校生が みなさんの学校に来たら どう接しますか」といった質問を投げかけると「自分と性格的に
どうかを見てから話しかけます。それは障碍者で
なくても同じです」など、様々な意見が返ってきました。「それでは、車椅子の人と親友になれますか」という質問に対しては、みな真剣に考えている様子でしたが、1人の男子が逆に
こう質問しました。「倉田さんにとって僕たちは友だちですか?」この問いに倉田さんは「いい質問だね。友だちになれるといいね。僕は先生として来ているつもりはないよ」と、うれしそうに答えました。
倉田さんとの交流を通して、同校の生徒たちは人として備えるべき心をしっかり育んでいます。
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「夏休みの予定はありますか?」「今、不満に思っていることは?」「悩みはありますか?」などの倉田さんからの質問に対し、生徒たちは飾らずに自分の思いを口にしていました。
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「介護は手助けから始まるのではなく、心と心のふれあいから始まることが理想だと思います」と語る倉田さん。この日も積極的に生徒たちに声をかけていました。倉田さんが理事長を務める「ウィズ
エブリワン」の URL は、
http://www.skz.or.jp/we
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ディスカッションを終えた生徒たちの感想からは「障碍者の人も、自分のまわりの人たちと同じだとわかりました」「友だちがいることはとても幸せなことだとわかりました」「障碍者の人を特別視していたけど、倉田さんの話を聞いて変わりました」など、この交流会がとても有意義なものであったことが
うかがえました。
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この日のディスカッションで倉田さんと生徒たちとの距離はさらに身近になったようでした。
本音で語り合った交流会
「この交流会にゴール地点は設けていません。つまり、用意されたある結論に導こうと考えてはいないわけです。生徒たちに 何か
を発見してもらえれば良いと思っています。」(藤森孝幸 先生) |
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千葉日報 |
2004年8月31日掲載 |
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障害者の社会参加促す
市原の非営利法人 福祉向上へ市に要望書 |
すべての人が対等で尊重しあえる「心のハーモニー」社会を目指す特定非営利活動法人ウィズエブリワン(倉田知典理事長、事務局・市原市惣社)はこのほど、市原市役所を訪れ、佐久間隆義市長に福祉向上に関する提案書を手渡した。
提案内容は「地域福祉計画」「送迎」「指定管理者制度」「支援費制度」の四項目。市原市地域福祉計画(仮称)の策定にあたっては福祉団体に限らず、教育、自治体など幅広く公募を募ることや障害者が社会参加するための交通手段として自動車が不可欠だとして、送迎サービスの拡充などを求めている。
同法人は、十年以上にわたって、生涯の有無に関係なく暮らせる社会を目指し、提案書を同市に提出している。 |
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社協だより |
2004年3月5日号 |
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市原市内の小・中学校の先生方(福祉教育担当)を対象に、去る1月31日(土)にアネッサで「市原市福祉教育担当者連絡会議」(ボランティアセンター主催)が開催されました。
午前は、和泉短期大学講師の小倉常明先生による「ボランティア及び福祉教育について」の講義がありました。現代社会福祉辞典では、ボランティアの定義とは「福祉、教育、文化、保健衛生、医療などわれわれの生活の営み上の諸問題の解決に自発的に取り組む行為そのもの」とあるが、「ぜひ、先生方が自ら体験し理解することにより、生徒に伝える通訳者になってほしい」と話されていました。 午後は、NPO法人ウィズエブリワン理事長の倉田知典さんによる講和があり、「福祉って何ですか?」と投げ掛けに、「みんなが幸せになること」と答えた先生もいましたが、本当に難しい問いに「ん〜っ」と考えた場面もあり、各先生方も考える機会を与えられたようでした。その後、車椅子や視覚障害者の疑似体験を行いました。
車椅子の体験では、普段何気ないスロープや段差の怖さを意識させられたり、また、視覚障害の体験では、ボランティアグループの「ハッピーエコー」さんの協力で、体験者と補助者のペアーになって階段を歩いてみてそれぞれの立場を理解したり、と実際に体験することで生徒に伝えることの重要性を感じたようでした。
「福祉教育が発展していけば10年後20年後に地域や社会に還元される・・・という事が大事なことではないでしょうか」と結んだ小倉先生の言葉が重く心に残った一日でした。 |
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ちば県民だより |
2003年12月5日号 |
「定例会は、多くの皆さんが参加」 |
「ガンバッテます」
ウィズ エブリワン
目指せ!心のハーモニー
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「誰もが互いに対等で、それぞれの個性を尊重し、本当に気持ちが通じ合える社会をつくりたいんです」「ウィズ エブリワン」は、障碍者(障害は決して害ではないという考えから、この表現を使用)、健常者、ボランティアといった枠を取り払い、友だちづくりの交流活動を行うNPO法人です。
毎月一、二回定例会を開き、小旅行やイベントなどを実施。また、体験調査活動を通じて、誰もが自立できる優しい街づくりを関係機関などに提案しています。
自ら障碍を持つ倉田知典 理事長は、学校の授業や福祉・医療の研修会などで講演し、「心のバリア(障壁)解消」を提唱しています。
「会員は十代から三十代を中心に百八十人。興味のある方は、どんどん参加してほしい」と倉田さん。
「心のハーモニー(調和)社会」の実現を目指し、友情の輪を広げています。
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地域新聞(市原西版) |
2003年11月7日号 |
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第4回
マウンテンバイク
(MTB)列車 |
マウンテンバイク(野山などを走るための自転車)を小湊鉄道に乗せて移動し、養老渓谷周辺を走ろうと、貸切のMTB列車が今年も発車した。
9月某日の朝8時、カラフルな愛車で参加者が集まってきた。「各自が道路交通法などのルールを守って」とイベント実行委員会の佐藤さんらがあいさつ。小学生から50歳代までの幅広い年齢層の参加者が、お揃いのヘルメットバナー(参加目印)をひるがえして市原市川岸公園から五井駅に向かって出発した。車道左側を整然と一列になって走るさまは壮観だ。
五井駅で、マウンテンバイクを貸切り車両に手際良く積み込んだ。コースは3つに分かれ、Aコースは30qの林道コース、Bコースは景観を楽しみながらの20qコース、Cコースはトレールスクールと10qのサイクリング。ベテランから初心者までが楽しめるように工夫されている。
Cコースは養老渓谷駅で下車し、まずは駅前の朝生原小学校跡で初心者向け講習会から始まった。実行委員の菊地さんがマウンテンバイクのツーリングの楽しみ方やメンテナンス、車両をバラしての運び方などを説明し、丸太を越えたりする実技に入った。「必要なものはヘルメットとグローブ」と強調していた。
続いて、養老渓谷駅で軌道バイク体験。2人でペダルをこいで、線路の上を走っていく。「MTB列車に毎年参加しています」という福祉・交流団体のNPO法人『ウィズエブリワン』からも3人が参加して楽しんだ。
菊地さんは「マウンテンバイク好きの仲間が、夏にキャンプを続けてきたのがきっかけ」と話す。「MTB列車第1回目は五井から養老渓谷までマウンテンバイクを走らせ、復路を小湊鉄道で帰った。2回目からは往復に貸切り列車を利用するようになった」とのこと。車を使わず、マウンテンバイクで自然の中を走り楽しもうというものだ。ランニングワイルドというツーリング仲間もいて、全国のレースにもエントリーしているそうだ。 |
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日経新聞(夕刊)
タウンビート |
2003年10月7日号 |
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健康・医療
NPO法人
ウィズ エブリワン
「障碍者」の活動つづる |
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NPO法人ウィズエブリワンのホームページ(http://www.skz.or.jp/we/)は不思議なサイトだ。障碍(がい)者(障害を持つ人は「害」ではない、という考えからあえてこの表現を使っている)が、健常者といわゆる福祉・ボランティアという関係ではなく、普通にふれあったり、講演に出かけたりする活動が、淡々とつづられている。
もともとは千葉県市原市在住で、重度の肢体不自由を抱える理事長の倉田知典氏の強い個性で始まった地域の集まりが、ネットで全国に「こんな会もある」という活動報告をするために立ち上げた。まずは「定例会の風景」を読んで欲しい。小旅行やパーティーなどのイベントのほか、講師の派遣など活動が紹介され、アクセスは海外からも届く。活動に参加して「うつ病が改善した」というメンバーも。サイト担当の渡辺建司氏は「こうした活動が全国で自発的に生まれ、彼らと連携していけたら理想」と語る。 |
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千葉日報 |
2003年8月13日号 |
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市原のNPO法人
ウィズ エブリワン
障碍者雇用など市長に提案書
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写真 障碍者福祉向上で提案書を佐久間市長に渡す ウィズ エブリワン(車いす が 倉田
理事長) |
障碍(しょうがい)の有無に関係なく、すべての人が対等で尊重し合える「心のハーモニー」社会づくりを目指して活動する NPO法人 ウィズ
エブリワン(倉田知典 理事長、事務局・市原市惣社)は十一日、市原市役所を訪れ、障碍者雇用などについての提案書を佐久間隆義
市長に手渡し、実現を求めた。
提案書は(1)障碍者雇用等(2)居宅介護(3)送迎といった項目について、障碍者の自立や理解推進の観点から具体的な提案をしている。
この中で障碍者雇用と障碍者への理解推進を一体とした提案が中心。
市や教育委員会などが関係する福祉や医療、教育関係の研修会や授業等の講師として重度障碍者を採用、年間プログラムの中で継続する。通常では発言の機会の少ない重度障碍者が講師を務めるで、多くの障碍者の福祉向上につながると考えての提案という。
市は保健福祉分野での計画策定や施策づくりの参考とするため、市民の意見を聞く場として保健福祉懇話会を開いているが、高齢者や児童、障碍者などそれぞれの立場の市民の発言時間を多くするため、個別の推進組織の設置も求めた。
また、在宅介護の流れが主流となりつつある中で、市内の福祉・医療系専門学校・大学の学生の実習の場として在宅障碍者の自宅を活用。ホームスティも含めた環境整備を市で推進して
ほしい としている。
さらに、これらの各事業や施策に障碍者が携わった場合に、雇用の観点から報酬を支払うことも求めた。
自ら重度障碍者である倉田理事長は「私たちの提案を国の特区構想で打ち出したらどうか」と発言。「施策づくりや事前調査の段階から障碍者も一緒に参加することが必要」と主張した。
提案書を受け取った佐久間市長は「ユニバーサルデザインのまちづくりを考えている。NPOやボランティア、定年退職者などによる『行政パートナー』制度という新しい仕組みを作りたい。地域通貨も導入し、地域で支え合うことがやれたらいいと思っている」と応答した。
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千葉日報 |
2003年5月9日掲載 |
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障碍の有無超えて
ソフトボール交流
NPOウィズエブリワン
参加者募る
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障碍(しょうがい)の有無を超えて、対等な関係の友人づくりを進めるNPO「ウィズエブリワン」(事務局・市原市惣社、倉田知典理事長)で、ソフトボールクラブを発足する事になり、現在、参加者を募集している。
だれでもできるソフトボールを通じて、障碍の有無だけでなく、性別、年齢を超えて、多くの人が交流する事目的。
夏ごろを目途に一回目の顔合わせと練習・試合などを行い、二か月に一回程度の間隔で活動していきたいという。ソフトボールだけでなく、ゲーム的なスポーツやレク活動も考えている。
参加希望者は、年齢、経験、地域、障碍の有無を問わない。総監督の倉田さんは「障碍者でもマネージャーや応援はできる。積極的に参加してほしい」と呼びかけている。
申し込み・問い合わせは同NPO広報部・板倉裕子さん |
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市原よみうり |
2003年5月5日掲載 |
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"とものりTalk"の倉田さん
講演録が小冊子に
-中学生感動の声も-
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昨年まで、市原よみうりに"とものりトーク"を連載していた倉田知典さん(NPO法人ウィズエブリワン理事長)の講演録画このほど小冊子にまとめられました。
倉田さんは"とものりトーク"でも度々書いていますが、健常者との真の友達づくりを呼びかけ続けています。
それは、「心と心のハーモニー」と表現され、多くの人の心に残っています。
意欲的に講演活動を行っている倉田さんは、千葉市内の中学校で講演を行った際、生徒達から率直で素直な感動の声が寄せられたことから、活動をより理解してもらえるように-と、小冊子を作りました。中には、とものりトークの一文も掲載されています。
倉田さんをはじめとするウィズエブリワンの仲間たちの活動が一層広がることを期待したいものです。
読売新聞 折込紙 市原市内版 |
千葉日報 記事(表紙 カラー) |
2003年3月25日 |
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忙人寸語
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倉田知典さん、32歳。八カ月の未熟児で生まれたため、全面介添えを要する重度の肢体不自由。九歳までは寝たきりだった。でも今の倉田さんに会うと、そんな面影は
みじんも感じられない
確かに小学校から高校(高等部)までは養護学校。必死のリハビリで いくらか歩けるようには なったものの就職できず「これから先どうしようか」
途方に暮れた時期もあったという
さらに つらかったのは「友達がいなかった」。卒業して地域に戻ってみると仲間もなく、一人ぽっちの自分に気付かされた
だが、ここから倉田さんの逆転の発想が始まった。ともすれば殻に閉じこもりがちになるところを「悩んでいるだけでは何の進歩もない」といろいろな集まりに顔を出す。さらに
その場限りの付き合いに疑問を持ち、自ら交流グループを立ち上げる。十二年前、二十一歳の時、「ウィズ エブリワン」の誕生
そのエブリワンが最近、小冊子『心と心のハーモニー』を発刊した。理事長の倉田さんと中学生(千葉市・越智中)が対話している様子をまとめた講演録で、希望者に無料配布している
わずか十二人の有志でスタートした会は現在一都四県で百六十人を数える。今、一番力を入れているのが講演活動。「一人でも多くの人に語りかけ、心のバリアフリーを実現したい」と手作り本をマニュアルに受講希望者(団体)を募っている。
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講演録を無料で配布 千葉日報 |
2003年3月22日 |
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障碍と健常
心の壁越えて
無料配布する講演録と「ウィズ エブリワン」理事長の倉田さん
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障碍(しょうがい)者と健常者が心の壁を取り払い、対等の交流ができる社会づくりに取り組んでいる市原市のNPO「ウィズ エブリワン」の倉田知典理事長(32)が千葉市内の中学校で行った講演録を無料で配布している。重度障碍者でもある倉田さんたちが「ウィズ エブリワン」を立ち上げた経緯、目標とする「心と心のハーモニー」のある社会づくりについての考え方などがわかりやすく語られている。
「ウィズ エブリワン」は一九九一年六月、市原市を中心に倉田さんなど十二人の有志でスタートした。当初から健常者や障碍者、さらにボランティアなどの枠を取り払い、すべての人々が対等で個性ある人間として尊重し合い、交流していくグループとして友達づくりを進めてきた。
講演録は昨年九月、千葉市立越智中で開催された「ふれあいトーク」で、講師として招かれた倉田さんの講演内容をまとめた小冊子。同中の協力も得て制作した。
講演で倉田さんは、遠く離れた養護学校に通っていたため、地域に友達ができず つらかったこと、卒業後は地域との交流を求めボランティア
サークルに参加したが「その場だけの付き合い」に終わっていた こと、それが「ウィズ エブリワン」発足の契機となったことなどを紹介。
性別・年齢・肩書き・学歴などと同じく、障碍と健常という「心の区別(壁)」を無くせば、たくさんの人たちと心で仲良くなれる―という自らの思いが率直でわかりやすく語られている。
講演録には越智中生徒から寄せられた感想文も掲載され、講演に触発された生徒の心の動きも見ることができる構成となっている。
倉田さんは「障碍者と直接触れ合って欲しいとの思いから、講演録を作成することになった。学校の総合学習の時間で福祉やボランティアをテーマにしたくても、どう取り組んで
いいか わからないという声も聞く。そのための材料にも利用して もらえたら いい」と話している。
講演録は六百三十部を作成。うち四百部は同中に渡し、残りを希望者に無料で配布する。ただし送料は必要。
詳しい問い合わせは、高沢宏一 さん。
無料配布する講演録と「ウィズ エブリワン」理事長の倉田さん |
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読売新聞(カラー記事) |
2003年3月7日 |
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「体不自由でも心通う」
市原のNPO
代表の講演まとめ無料配布
写真タイトル
倉田理事長と講演録「心と心のハーモニー」
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身体が不自由でも、お互い気持ちが通い合えば本当の友達同士になれる――そんな信念を持って小旅行などのイベント活動を続けている市原市のNPO法人の代表が、千葉市内の中学校で行った講演を冊子にまとめた。市民に無料配布している。
講演録を作成したのは、NPO法人の「ウィズ エブリワン」。小旅行などのイベントを通じて「障碍(しょうがい)」の有無に関係のない、本当の友達づくりを目指している。未熟児で生まれたため、全面介助を必要とする肢体不自由の理事長・倉田知典さん(32)は、「障碍は決して『害』ではない」との信念を持ち、妨げの意である「碍」の文字を使っている。
冊子にまとめた講演会は、昨年九月に千葉市立越智中学校で開かれた。講師を務めた倉田さんは「身体が不自由でも、お互い気持ちが通い合えば関係ない。見かけは不自由でも、心は自由」をテーマに、生徒や先生に実際に質問をしながら、「心と心のハーモニー」について語った。
講演後、生徒から「障害者のイメージが変わった」「福祉に関心を持つようになった」などの感想が多数寄せられ、メンバーからも「講演録にまとめたら活動をもっとよく理解してもらえるのでは」との声が上がり、講演録を作ることを決意した。講演録は約六百三十部印刷。このうち四百部は同校に寄贈。残りを希望者に無料配布している。
倉田さんは「講演録をきっかけに、障碍を持つ人と直接触れ合ってもらいたい」と話している。問い合わせは、ウィズ エブリワン事務局へ。
取材風景 |
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平成14年度東葛飾地域障害福祉講座
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2003年2月14日 |
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講演「みんなで生きる」
東葛飾地域障害福祉講座が市川市文化会館で開かれた。講師の倉田知典さんは「福祉に限らない ボランティアで無く すべての人々が対等に楽しく継続的な仲間作りをしよう」とNPO法人ウィズエブリワンを市原市で立ち上げている。
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「至らない私ですが」と車イスに座って離し始めた倉田さんは、いつの皆に問いかけているという「ボランティアをしたことはありますか」「障碍(しょうがい)のある友だちはいますか」と質問した。何人かとやり取りをして「ボランティアをしている人は多くなっているが、友達がいるのは大きな会場でも2、3人です」と現状を話した。
「私は32歳、少し歩けます。両手が動かないので食事・風呂とか、人として当たり前のことができません」と自己紹介。言葉は力強く、分かりやすい声だ。養護学校を卒業した倉田さんは「コンピューター関係の仕事につきたかったのですが、自力移動困難のため就職できず市原の家に帰りました。引きこもりのような状態だった」という。パソコンで絵を描くことを生きがいにしていたが、人恋しく「一番大切なことは人間と人間とのふれあいだと思った」と。
社会福祉協議会や市役所に相談して、障碍者とボランティアが開くイベント企画もやらせてもらった。疑問に思ったのは、イベントのときは盛り上がってもその後が続かない。ボランティアに聞くと、行事の手伝いに来ているだけ、との答え。個人レベルでの付き合いをしたいと、ウィズエブリワンの活動を12人で始めた。
集まった健常者も友達を欲しがっていることをしり、「障碍者も健常者も悩みは同じと気づいた」と倉田さん。2002年8月NPO法人を立ち上げ、いろいろな事業の他、交流会、キャンプや旅行などのの毎月の定例会を開いている、という。「アドバイスなんて大げさなことをするのではないが、心を病んだ人、不登校やいじめにあった人がふえてきている」と話す。世の中いろいろなバリアは「すべては自分の心がけだと思う。ウィズエブリワンの会員になって」と講演を終え、質問のコーナーに移り、車イス講習も行った(江梨) |
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NPO法人 ウィズ エブリワン
理事長 倉田知典さん |
市原市在住
2002年12月27日 |
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「心の自立を だいじに したい」
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カメがボクシングのグローブをつけて自分の卵の殻を打ち破っている、そんなチラシが公民館に置いてあった。「ボランティアでなく、友だち作りをきっかけとした交流グループ」「メンバー募集」などと書いてあり、活動は91年にスタートしたらしい。
倉田さんに電話すると「8月にNPO法人をとりましたから、ホームページで情報は公開しています」と話す。自宅にオジャマすることになった。
倉田さんは8カ月の未熟児で生まれ、全面介添えを要し、養護学校に行っていた。高等部を卒業し、パソコン関係の仕事に就きたかったが「自分が行ける職場がなく家に帰るしかなかった」と倉田さん。学校は地元ではないので、近くに友だちはいないし「ひとりぼっちになってしまった」という。足で操作してコンピュータ・グラフィックスを始めたのはこの頃だったらしく、数々の賞に輝いてもいる。 「友だちがほしくて青少年グループに参加したが、障碍者交流のときは盛り上がっても、その時で終わってしまい」またひとりぼっちに。だから「健常者も障碍者も、楽しみ悩み語り合い、認め合える出会いの場がほしい」と12人で始まったのが11年前のウィズ エブリワンだ。
現在会員は、千葉県内外におり160人を超えている。定例会は毎月行われ、友だち作りのほか福祉などに関する問題点を考え、自立と住みよい街作り活動に寄与している。倉田さんはというと、大学や看護学校、中学・高校、福祉研修などで講演をしたり
知事委託で身体障害者相談員などで活躍している。
倉田さんと話していると
とても気持ちが和む。仲間たちからは「倉田マジック」と言われているらしい。心のバリアのない自由な発想はどこから来るのだろう。「兄の行動がボクの原動力になっている」とつぶやいた。
幼い頃
土日は兄の野球の練習や試合に連れまわされたらしく、家族がしっかりと向き合ってきたエピソードにほかならない。『心のハーモニー』の原点に思えた。(江梨) |
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千葉日報 記事 |
2002年10月17日 |
小出 市長 らに要望書を提出する エブリワンの代表 |
ウィズ エブリワン
「対話」の場を求めて 市、社福協に要望書 |
福祉・医療などの研修や授業に講師として参画し対話のできる場を。健常者と障碍(がい)者が一体となった仲間作りを進めている交流グループ「ウィズ
エブリワン」(倉田知典 理事長、会員約百六十人)が
このほど、市原市と市社会福祉協議会に要望書を提出した。今回は八月にNPO法人を取得、「対話から生まれる心のバリアフリー」をテーマに、行政との協働を
より重視した提案を行っている。
特に強調しているのはハード面よりもソフト面で「障碍者理解などの推進」を図るため、「市が主催したり、関係している法人の福祉・医療関連の研修、講習会、また市内の中学、高校、専門学校、大学などの授業に会員や市内在住の障碍者を継続講師として参画させていただきたい」が最大の提案。
障碍者理解をより深めて もらうためにも「全面介助が必要なものを数人」とするなど非常勤で協働できるような形になれば、社会参加にもつながる。
また市主催のハンディキャップ体験、社会福祉協議会に対しても推進する福祉ボランティアの養成事業などに参画させてもらいたい、としている。
これに対し直接、要望を受けた 小出善三郎 市長、潤間丈助
社福協会長は「関係する機関やセクションと協議しながら講師としての参画などを実現していきたい」と前向きに答えた。
「ウィズ エブリワン」は九一年に市原市を中心にスタートした交流グループで、健常者、障碍者、ボランティアなどの枠を取り払い、すべてが対等の仲間づくり
が基本理念。活発な例会や講習会のほかレクリエーション、宿泊キャンプ、ジェフ市原のサッカー観戦など積極的に行動。現在は一都四県で百六十人の仲間(会員)を数える。
「心のハーモニー社会」の実現が最大のテーマで、行政や関係機関と話し合いながら ソフト、ハード両面から要望や提案を続けている。 |
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千葉日報 記事 |
2002年8月22日号 |
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市原のJR3駅でバリアフリーを体験調査
車いすで課題実感
JR五井駅西口のエレベーター付近を調査する参加者(写真上)、同東口では車いすでのエスカレーター体験も行った(同下)
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駅を中心に公共交通施設のバリアフリー化が全国規模で進められる中、市原市の福祉団体と行政が一体となった「バリアフリー体験調査」が二十一日、市内の五井、八幡宿、姉ケ崎のJR三駅で行われた。車いすで利用できるエレベーターやエスカレーターが徐々に整備されてきている三駅だが、この日の体験では障害者らが駅を利用する際、どうしても確保してほしい「停車スペース」などを入念にチェックした。
参加したのは肢体不自由児者父母の会、市原で障害者の自立生活を考える会、視覚障害者福祉会、さらに交流グループの ウィズ エブリワン
の四団体と市議、市職員ら約二十五人。
午前十時二十分、JR五井駅西口の駅前交番前に集合、実際に車いすで電車を利用する場合、現状で何が欠けているか、不便に感じることは―などについて、実体験を行った。
車で駅まで来た参加者は一キロ近く離れた公共の梨ノ木公園地下駐車場を利用するのが通常だが、現状では駅前にはっきりとした停車スペースがないため、車いす利用者を先に降ろすのもかなり危険な状況。同駐車場から車いすで駅まで来るにはスロープや歩道への段差など改善すべき課題が多く残っている。さらに西口には車いす利用で、改札口まで安全に行けるエレベーターが設置されているが、これを有効に利用するためにも停車スペースの確保が必要となってくる。
調査では駅広のロータリー内はタクシーやバスプールで占められており、難しい状況。ただ駅構内にはかなり広いスペースが残されており、参加者からは「ここを利用できないか」の声が出された。
一方、このあと体験調査が行われた同駅東口にはエスカレーターが設置されているが、駅員の協力がないと利用できない。ボタンで駅員を呼んでもかなり時間がかかるのが現実で、いかにコミュニケーションをスムーズに図れるかが大きな課題として残った。
このあと八幡宿、姉ケ崎駅でも同様の調査を行い、この日の結果を要望としてまとめ市やJRなど関係機関に提出することにしている。 |
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