XPORTのカスタム3


●ツーリング仕様の検討
●SS1/32マイルレース仕様
●外観編
●保安部品編
●モーターの慣らし運転
●モーターチューン
●駆動系の芯だし
●バッテリーの変更
●タイヤのチューン
<このページ>
内装変速機の装着
フットデッキのカスタム
充電器のカスタム
モーターの冷却
バッテリーゲージの装着
Palmを使用したデーターベース作成




内装変速機の装着(K's factry製)

H15.4.25ー27
タクミさんに電話で指示を仰ぎながらなんとか装着。
K's factryの内装変速機キットには8インチホイールが付いてくる。
ディスクブレーキはメカニカルなシマノM515(リア用)を使用した(別売り)。

 
▲ケイズファクトリー製の内装3段ギアを装着したところ


▲シフターはシマノのグリップタイプフロント用


▲ハンドル周りはこのようになる


意外なところで難儀したのがグリップシフターだった。
キットに付いてきたシフターとワイヤーを使用すれば何ともないのだが
これをシマノのF用グリップシフターに交換し、ワイヤーを短めにカットしてしまったのが
事の始まりだった…
トップギアに入らない!なんで?
組んではバラし、動作確認をしたところ、ベルクランクのアジャスタボルトの先端と
ベルクランクのリンクが接触してトップギアに入らない。
しばらく考え、アジャスタボルトを5mmほどカットすることで解決。
ここにたどり着くまで、シフターと2種類のワイヤーを入換え差換え試行錯誤した。

シフトワイヤーのエンドだが、φ2mmの真鍮パイプを長さ5mmほど切り出し、
インナーワイヤーに通したあとカシメて、更に80Wの半田ごてで半田付けを施した。
この手の半田付けには60W以上のこてが向いているようだ。
また、シマノ内装3段ギアにはエンド部は太鼓ではなくてもリンクから抜けないようで
あればいいみたいです。

シマノのフロントシフター用。
3段のリアシフターも使用できるが両者ではシフトパターンが逆になる。
フロント用はシフトアップでグリップを手前に捻るが
リア用はシフトアップでグリップを反対側に捻る。
バイクのアクセルなど加速する際に手前に捻るのパターンに馴染みが深いのでフロント用を選択した。

Fスプロケ13T、Rスプロケ125Tを使用。
現在、ベルトの張りを調整しながら変速機のタイミング習得中。
24V仕様で走行中ですがトップスピードが5km/hほどアップした。
平坦な道が続けばまだ加速しそう

でも、50mだとトップスピードに達するまで距離が足りない…というのが現在の感触です。
電圧アップでどれくらい改善できるか…

変速タイミングは回りきったところではなく、早めに変速させた方が良い結果が得られた。
0-50m走の平均タイムですが
1→2→3速と変速させたところ、9.4秒。
2→3速のみ8.8秒。
3速のみ9.4秒。
1速から使用する場合、最初のシフトアップは早め(動き出した直後)にした方がいいみたい。
このあたり難しいです。まだ最適なシフトタイミングを掴めていません(^^;
1速を回りきって変速すると、50m地点で3速加速中かつトップスピードも低くなる…
2速発進で最高回転数手前で変速した方が最もタイムが良かった。
3速のみだと出だしからパワーバンドに乗るまでに時間が掛かり逆にタイムが落ちた。
0-50mにしぼるのならXPORTモーターより低回転域でパワーが出る方がいいのかなぁ。
(走行距離が長ければ最高速自体はもっと伸びるんですけどね…)
ちなみに8.8秒の時の50m地点での速度は33km/hだった(メーター読み)。

内装変速機を入れたため、車体を前に押すと自転車の後輪と同じようにフリーホイールとなった。
アクセルオフの時にこれが働くので、平地走行をした際に航続距離が伸びそうです(^-^)
ノーマルの駆動系は回生ブレーキなんか付いてないようですしね。

フットデッキのカスタム

H15.4.27-28
XPORTのフットデッキはバッテリーボックスからリアフェンダーまで一体型で全部で5か所ボルト止めしてある。
しかもフットデッキを外すには、シートポストを外して、シートポストクイックリリースも
外さないとならない。
バッテリーやモーターを頻繁に交換する際、この作業が面倒になる。
今回のモーターテストの際も取付け取り外しが面倒なのでフットデッキを取外したままだった(^^;
ハーフサイズのフットデッキにして取外しをもっと簡単にしバッテリーやモーター交換がしやすいようにした。
ホームセンターで売っていた2mmtのアルミ板(300×400mm)を用いてフロア分のフットデッキを作成した。
純正のフロアデッキで型を取り、ジグソーで切り出し、ドリルでボルト穴を開けた。
折曲げ加工はアルミ板を木材ではさんで曲げた。
XPORTに装着してみたところ、まぁまぁ満足いくものが出来た(^-^)
もっと面取りを丁寧にし、塗装までしたいが4.29には間に合わないので、
カーボン調のカッティングシート(1m=\450!(@o@)高っ! )を貼ってごまかした。
フロアデッキがシルバーのままだとちょっと浮いてしまうのでf(^^;
ちなみに下の写真が完成したフットデッキ。


▲完成したハーフサイズのフットデッキ(下)

フットデッキだけだとリアフェンダーの黄色が浮きだって間が抜けて見えたので
カッティングシートを張り遠目から見たら純正のフットデッキと同じ形に見えるようにした。


▲ハーフサイズのフットデッキ


充電器のカスタム

H15.4.26
36Vバッテリーにした時、純正の充電器は使えない。
そこで他車種の36V充電器を使用するのだが、充電用コネクターの形状が
純正品とは異なる。
そこで純正のベースコネクターが使えるようにしてみた。
使用した部品は、マイクコネクター(オス。キャノンタイプXLR-312相当)を
秋葉原の千石電気で購入した。(250円)


▲純正充電器のコネクターの極性

純正の端子の位置と極性は上の写真のようになる。
今回はインターメキシコで販売されている36V用充電器のコネクターを付け替えた。
テスターで調べたところ、茶色がプラス、青色がマイナスだった。
また電圧は43V程度であった。


▲インターメキシコで販売されている充電器の極性

極性を間違わないようマイクコネクターにハンダ付けして終了。

モーターの冷却

H15.7.16
モーターを使用するとベース部分の発熱が大きい。
そこで12Vの電動ファンを取付けてみた…というと聞こえはいいが、
今回はガムテープで固定しただけ。
走行後に、スクーター用バッテリー12Vで駆動する。
スイッチは付けておらず、みの虫クリップでバッテリーの端子に接続するだけである(^^;




H15.7.26
ケイズファクトリーから電動ファンを固定するベース板が届いた。
熱に対しての強度を持たせるためベーク板で作成されている。
ケイズファクトリーのカスタム電動キックスケーター「TAKUMI」も採用されている方法である。
ベース板はモーター本体のエンド部分に3本のネジで固定する方法を取っている。
見た目的にもガムテープで固定しただけとは大違いである(^^;



バッテリーゲージの装着(36V用)

H15.7.16
4QDコントローラーを用いて36V化することによって、標準の24Vバッテリーゲージは使用できなくなる。
そこでバッテリーゲージを装着することにした。

今回使用した共立継器社製のバッテリーゲージBDN型。電動台車、フォークリフト等のバッテリー残存容量を出来る限り正確に見やすく表示するために開発したらしい。
定格電圧はDC12V、24V、36V,48V用がある。
DC36V用を選択。
その特徴として、電動機始動時に発生する瞬時的なバッテリーの電圧降下では表示が変化しない,バッテリーが過放電に近づくと空の状態を示すLEDが点滅すると同時に信号を出す,過電圧耐量が定格電圧の130%など


このように4QDのオプションケースの右側にマウントしました。
バッテリーゲージは4QDの取説通り、スロットルコントローラーの端子から取りました。
ゲージの1番と4番の端子をプラス電源の取れるスロットルコネクターのB端子へ。
ゲージの2番端子をバッテリーのマイナスが取れるF端子へ接続。


すると4QD基盤のメインスイッチと連動するようになる。
左の写真はバッテリーゲージを点灯させてみたところ。
赤とオレンジと緑のLEDで表示されている。

Palmを使用したデーターベース作成

H15.7.22
SS1/32マイルのセッティングをやっていると、特に当日何本目に走った時は
タイムが良かったけどどんなセッティングをしたんだっけ?
ってなことがありがちである(^^;
走行本数が少ないときはよいのだけども走行本数が増えると思い出すのは辛い。
メモ書きしておくに限る。
そんなことから手持ちのPalmにJFileというアプリケーションを使って
簡単に入力のできるデータベースを作ってみた。


▲Palmを利用して作成したデータベース

入力はPalm単体で行えるように項目はなるべくポップアップメニューを使う。
後でレポートを書いたり、今後のセッティングの指針とするのに使える。
更に作成したデータはCVS形式でエクスポートできるので、
母艦となるパソコン上ではEXCELなどで管理できる。
セッティングの項目は付足しできるので、今後のタイムアタックに重宝しそうである。
また、ホームページの作成などキーボード入力の方が素早く入力できるので
Palmの赤外線通信機能を利用し入力できるようにした。


▲キーボードを使用したPalm入力システム



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