2001年11月定例会では、千葉動物公園・県立青葉の森公園へ行ってきました。下記事項を関係機関に提案し、その回答をいただきました。
エブリワンでは、ステッカー活動の後継活動として定例会で利用する交通機関・歩道等・行き先で気付いた事、また日頃
生活等している中で感じている事を、定例会で配布するアンケートとして回収し、それをまとめて関係機関へ改善提案として伝えてたいと考えています。
千葉県都市部公園緑地課課長 浜上興一さんより平成13年12月26日に回答をいただきました。
- 良かった点
- 点字案内板が入り口に設置されていた
- 起伏が多い公園だけど、スロープが完備されていた
- 改善して欲しい点
- 車椅子用トイレの周りの凹凸・段差、雑草を解消して欲しい。また普通のトイレも含めてスペースを広くして欲しい
- 再度公園内を点検したうえ、支障のある箇所について順次補修をおこなっていきたいと考えております。
また、トイレのスペースについては、老朽化等によるトイレ改修時に各種基準、要望・ご意見等を考慮し、検討していきたいと考えております。
- 障碍(害)者等が駐車場を利用するにあたり無料にして欲しい
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本県においては、県立青葉の森公園のように市街地内にあり、バスなどの公共交通機関の便利な公園の駐車場は有料としております。
現在、個人的な利用に対しては受益者負担の原則に従い、免除や割引はしておりませんが、障害者等の方々の公園利用状況を考慮しますと駐車場料金の減免は、公園管理者としても大きな課題ととらえておりまして、他の県立施設の有料駐車場等も含めて検討してまいりたいと思います。
- 園内の歩道等の凹凸・段差を解消して欲しい
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車椅子用のトイレ周りと同様に、再度公園内を点検し、支障のある箇所について順次補修をおこなっていきたいと考えております。
- 今後園内の増築・改築する際に、工事前の企画の段階から重度障碍者を参画させ、意見等を十分取り入れて頂き、バリアフリー化出来るようにして欲しい。
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公園整備・改修への住民参画等は、青葉の森公園に限らず、今後の公園整備、改修、管理の大きな課題となっております。
障害者の方々に限らず工事企画や公園管理への住民参画、意見の取り入れを検討していきたいと考えております。
千葉県企画部広報課県民センター室長 竹内さんより回答をいただきました。
- 良かった点
- 改善して欲しい点
- 車椅子用駐車場を多くして欲しい。また動物公園のより近くに設置して欲しい
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現在17台分の駐車枠を設置しており、満車状態になったことがないので、しばらくは状況を見てまいりたい。
- 車椅子用トイレの数を増やして欲しい
- 子ども動物園のリニューアル時に1室追加(5室→6室)し、今後改修等に合わせて考慮していきたい。
- スロープを ゆるやかにして欲しい
- 今5か年計画の中で、車椅子などの利用が容易に出来るような施設整備を考えたい。
- 園内は砂道だけで無く。車椅子使用者が利用しやすいように、道の片側をアスファルト等にして欲しい。また凹凸・段差を解消して欲しい
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雨水を地下に戻し、樹木や夏のてりかえし等を考慮しているため、舗装していない部分もあります。凹凸は修繕します。
- 今後園内の増築・改築する際に、工事前の企画の段階から重度障碍者を参画させ、意見等を十分取り入れて頂き、バリアフリー化出来るようにして欲しい
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前記にあるように、リニューアル時には様々な方々の意見を聞きながら十分バリアフリー化を考慮した整備を進めます。
エブリワンは、公共の施設の設置や既設設備の改修時には、企画段階からの参画を要望しています。
これに対し、回答にはいつも「さまざまな・角度、方々・方面などの意見を取り入れてまいります。」というかたちで返ってきます。ここで懸念されるのが、いつも 当事者 が企画に間接参加しか出来ない状況のまま、建設または改築されてしまうことです。
一番重要なのは、間接参加ではなく、直接参加なのです。
障碍の無い人が、障碍者の立場になって考ても ゼッタイ に良くなりません。それに、間接的な参加では、充分に配慮の行き届いた仕組みは構築できません。
これから高齢化社会が益々進んでいきます。今の段階から 本気で この問題に取り組まなければいけないと思います。