エブリワンNEWS 第12号 '96spring

 桜舞い散る今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?私は桜の花びらのように清く正しく美しく、しかも慎ましい毎日を送っている次第でございます・・・。
 えっ、この文章どこの令嬢が書いたかって?それは日本ならぬ、エブリワンの七不思議の一つとしましょう。そして1996年度、ついに創立5周年を迎えるエブリワンを、メンバー一同みなさんの温かい目で見守ってやってください。

定例集会通信

ごちそうさま
☆第五十五回集会(一月ニ十一日・マップセクション)


 一月の定例会は、八幡公民館でもちつき大会がありました。参加者三十五名。準備と、もちを付く班に別れ、私はご飯を炊く班になりました。もち付き機と蒸し器を使って炊き、待っている間に大根おろしをしたり、お皿の用意をしていると、ご飯の炊けるいい匂いが調理室一杯になりました。
 外では、男性陣がうすを前にご飯が来るのを待っていました。まずは山越さんが、力を込めてこねて行き、返すのは三さん。まとまってきたところで交代でつき始めました。みるまに粘りの強いおもちが出来上がりました。
 きな粉・あん・からみもちにして試食しました。冷めてしまったけれど、弾力性のある一味違うおもちをいただきました。
 「杵が重かったけど、おもちがつけてよかったよ。」と晋助も満足そうでした。(阿部)

鉄人をサポート?
☆第五十六回集会(二月ニ十五日・自立・学生セクション)


 私がエブリワンに参加する時はエプロン持参の時のようで、今回は、ポテトサラダとサンドウィッチを作りました。
 私が入った二班グループには、なんと「料理の鉄人(?)」が居て、料理に対してとても厳しい!しかし、それは口ばかりで、見るからに危なっかしい手付きでキュウリを切るのですが厚いし、そのうち飽きたのか、止めてしまうというとんでもない鉄人でして...。その分、班のみんなが鉄人をサポートして、一致団結、楽しい雰囲気のまま作ることができました。
 盛り付けの時の鉄人のポリシーは強く、なぜかサラダの器が焼き魚の器で、しかも、プリンの型を使いサラダの形を整えて、という鉄人の拘りは違いました。
 各班ごとに味の付け方や器の選び方、盛り付けなど少しずつ違いはありましたが、どの班も「おいしい」とのことだったので、大成功だったと思います。(中林)

最後にエブリワンに感謝の一言
☆第五十七回集会(三月十七日・イベントセクション)


 俺は言いたい。エブリワンは今の現状でいくと近いうちにつぶれるぞ。それは俺が、最近のエブリワンの活気のない定例会に参加していて感じることだ。まず、企画から当日の進行まですべて役員の人に任せて、当日は一部の人間だけが主体となって活動している。それで、ほかの参加者は言われるままに動いて、司会が終わりといったら、司会にありがとうの一言もなく帰っていく。
 そんな定例会に参加して楽しいか。俺にはつまらない。だから、会員のみんなに言いたい。もっとエブリワンの活動に積極的に取り組め。積極的とは、もっとエブリワンの活動について考えるということだ。定例会の内容でも こうしたほうがいいとか、こういうのをやりたいとかもっと考えろ。みんな(会員)をみてると何にも考えないで活動に参加しているような奴が多いように思う。
 みんな、エブリワンをよくしていきたいんだろ。だったら良くする方法を考えて、以上。最後に、すくなくともこの暴言を読んでなにか考えるはずだ。この文章を読んでの自分の意見をぶつけてみろ。俺にじゃないぞ、皆にだ。
 また、この文章を読んで、なんとも思わないやつはやめろ。(蓮井)

活動についてみんなで考える機会を作りましょう (早崎)

ななみより(代筆・母ちゃん)

 ハロー。最年少会員の七海です。定例会に行くと、みんなに遊んでもらって楽しいです。車椅子のかっこいいお兄ちゃんや、私をお嫁さんに決めている人とか、私、この世に出てきて2年だけど、いろんな人がいて面白いなって思ってます。
 ちょっと疲れたときとか、たまにベビーカーに乗るんだけど、建物の入り口とかが段になってて、ベビーカーを押す母ちゃんは顔に全然似合わないドスのきいた声でどりゃなんて押し上げたりして恥ずかしいのよね。段差の所をなんとかしてほしいわ。
 恥ずかしいと言えば、あのね、私まだおむつなの。こないだ父ちゃんと定例会に行ったとき、あのきれいな国分寺公民館におむつを換えるところがないの!しょうがないからロビーの椅子で換えてもらったんだけど、私、これでも独身のレディーなのよ。涙。
 母ちゃんとおでかけの時も不自由なことは多いわ。この辺の大手スーパーにはベビールームがあるから私はいいんだけど、母ちゃんは私を連れて入れるトイレがないと悩んでます。私が知らない人に連れて行かれちゃったらって心配なんだって。
 結局、どれもこれも小さい子どもを育てる女性は家にいるべきで、外出して世の空気を感じたり、様々な経験を楽しむのはならんていう昔の間違った観念がまだあるからなのよ、外で私が不自由な思いをさせられるのは。ハンディを持ったお兄さんお姉さんにも、同じようなことが言えると思うわ。
 あー何だか母ちゃんの口調が移って話が理屈っぽくなっちゃった。ふわあー、あくびがでたのでそろそろお昼寝にします。じゃあまた定例会の時遊んでね。zzz...