エブリワンNEWS 第10号 '95Fall

 鬼のように暑かった夏も少しずつ通り過ぎ、夜ともなれば寒〜くなるあたり、モロ秋を感じますね。
 我がエブリワンでは最近、定例会の度に参加人数が増えるので、寒さ厳しい季節には、定例会の内容にも知恵を絞ります。参加した人に「カゼにちゃったよー。もう行かないよーだ!ぷんっ」なんて思われちゃ悲しいからね。
 秋冬のエブリワンに必要なもの、それは主催者の努力と参加者の厚着。協力してね。

定例集会通信

『生きる』ことの大切さ・・・
☆第四十九回集会(七月ニ十三日・学生・自立セクション)


 五月に入会した私にとって初めての定例会は、真夏の太陽が照りつける暑い日曜日でした。
 参加者全員の自己紹介の後、マップづくりのための班分けがあり、私の班は「ケーヨーD2」の調査をすることに。駐車場や店内をくまなく歩き回る調査のかたわら、以前から欲しかった「押し入れすのこ」が特価なのを見つけ、つい買ってしまいました。調査が終了して八幡公民館に戻るともうお昼。談笑しながらの楽しいお弁当のひとときです。
 午後からは、自立セクション主催の講演会が行なわれました。講演者の吉田建基さんは千葉市在住で、実際に「自立生活」を営んでいる方です。ご自身のプロフィール紹介から始まり、現在の生活の様子、日本と諸外国との障碍者福祉制度の差異についてまで熱弁をふるわれました。その後の質疑応答も活発に行われ、倉田会長の「自立生活」を実現させるためにはどうしたら良いかといった問題にまで真剣な討論がなされました。
 私にとって障碍者の方の”ナマの声”を聞けたことはとても有意義であり、貴重な体験でした。中でもとりわけ「人間である以上”生かされる”ことなく、自分で”生きよう”」という吉田さんの言葉が強く心に残りました。(高地)

何事も、経験です
☆第五十回集会(八月五・六日・イベントセクション)


 六月の定例会(料理教室)にしか参加したことのなかった私が、まずキャンプに参加しようと決心するまでには、実はとても悩み、時間がかかりました。あまり知っている人が少なかった私が一泊二日間、楽しく過ごせることができるのか...とても心配でした。
 しかし、実際に参加すると、そんな心配をしていたことがまるでウソのようでした。初対面である人も多かったのですが、一緒にテントをたてたり、火をおこして食事をつくったり、レクリエーションをしたりと、とても楽しく過ごすことができました。
 少し参加者が少なかったのが残念でしたが、私は、この一泊二日のキャンプを通じて、自分がいつも、自分に甘かったことを反省しました。そして「何でも一緒に行っていける仲間が、私のまわりにはたくさんいてくれる。ずっとこういう仲間を大切にしていきたい」と強く感じました。今回参加して本当によかったなと改めて感じました。
 これも、イベントセクションのみなさん、そしてみなさんのおかげだと思います。本当にありがとうございました。また、来年も参加したいと思うし、今回参加できなかった人にも、来年こそは参加して楽しんでほしいと思います。(神崎)

サンプラザ市原の実体
☆第五十一回集会(九月二十四日・マップセクション)


 今回の定例会では、マップ作り第二弾ということで、朝から先に作ったマップの反省点・改良点を議論した。地図の見直し、調査方法や調査場所など話し合いを繰り返し、まだまだ改良する点が多いことが分かった。
 午後になると全員で今年七月にオープンした、サンプラザ市原へマップ調査に出かけた。なかなか市原にしてはおシャラク(酒落)な所だが、問題点もあった。それは身障者用のトイレで具合が悪くなった時、緊急システムが作動しても 職員が助けに来てくれない事。
 改善を願う

エブリワン事務所オープン(事務セクション)

 飛び散る郵便物、渦巻くファックス用紙、散乱する連絡書類、そして話し合いが白熱してなかなか帰れない役員会・・・。これらの不便を一挙に解決するべく、某所に事務所を借りることになりました。
 待望の事務所がオープンしたのは今年の夏、メンバーが持っている借家のうちの一軒を使わせていただけることになったのです。これで公民館などの使用時間を気にせずに熱い議論を戦わせえることができるようになりました!
 もちろん役員だけでなく、全ての会員に解放されていますので、なにか秘策を練ろうとたくらんでいる方はどうぞご使用ください。場所は市原市×××××。
 事務セクションが鍵を管理していますので、使用にあたっては申し出てください。また、あると便利な用具なども集めたいと思っていますので、提供していただける方も事務まで連絡をお待ちしています。
 専用の事務所を持てるなんてまたとない幸運です。感謝するとともによりよい状態で維持使用してゆきましょう。