ハンディキャップを持つ人と共に外に出ようヨ・・・!

製作 アトラクティンググループ
市原ウィズエブリワン

絵(CG)倉田知典

はじめに

 街の中や建物にあるほんの何センチかの段差や狭い入口でも、車椅子や杖を使用する人や妊婦さんにとっては、大きな障碍になることがあります。
 私たち市原ウィズエブリワンでは、いろいろな建物や街中を実際に歩き回り、どうすればより幅広い人に歩きやすい街になるかを考えながら、「福祉マップ」作りに取り組んできました。
 2冊目のマップとなる今回は、スーパーマーケットやレストラン等を中心に、マップを見て行ってみたくなる楽しい施設を取り上げたつもりです。 このマップを見る方一人ひとりにとって不便に思うところはそれぞれ違うでしょうし、また誰にでも使いやすい施設は数少ないなあ、というのが私たちの感想でもあります。
しかし、マップ作りをはじめた7年前よりも、新しい建物はもちろん、既存の建物でもエレベーターの設置、段差からのスロープへの切り替えなど改善された例をいくつか見ることができました。
 実際に歩き回っている間にも、お店の方や通行人の方の暖かい援助により、ひとり(または少人数の介助)では利用できなかった場所でも楽しむことができた事が何度もありました。
 あなたにとって外出することは「勇気」のいることですか?
「はい」と思われる方、勇気がいるかもしれないけれど「思い切って出てみようよ」と呼びかけたいと思います。
 そして、「ちょっと不便だけれど楽しいから出かけるんだ」って自然にみんなが言えるような街に少しでも近づくよう私たちは願っています。
 最後に、このマップ作りにご協力下さったたくさんの皆様へお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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