受講生からのメッセージ

ウィズ エブリワン 講師派遣 活動にての受講生からの御感想等(抜粋)

 

福祉行政職員研修会 受講生からの御感想

私は福祉系大学出身なので、大学の講義で障害を持たれる方々の講演を聞く機会が多かったですが、今までの中で倉田さんのお話が一番共感できました。また、福祉を学んでいる人にボランティア経験者が少ない、というのは純粋なボランティアではなく、有償ボランティアや介護・夜勤のアルバイトをする人が多いからだと思います。今日は行政職としてだけでなく、人として、為になるお話をきかせていただけたと思います。ありがとうございました。

自分の周りには重度の身体障害者の人はいませんので、実際どのように接していいのか良く分かりませんでした。今日倉田さんの話を聞いて、普通でいいのかなと思えました。これからの生活および仕事に役立てていけると思います。ありがとうございました。福祉行政の認識のあまさ改めて感じました。

「職員に望むこと」でお話になったこと、とても真剣に聞かせていただきました。私は障害者担当のケースワーカーですが、これまで効率を優先して、保護者と話をすることが多かったと思います。特に知的障害者の家に電話する時などは、本人とは話はせず、保護者とばかり話をしていました。少なくとも挨拶はしないと・・・.倉田さんの話を聞いてそう思いました。

私は心のバリアがあります。福祉課に障碍者の方が来ると警戒してしまっています。それは友達がいないからだと思います。今回の講演はいろいろと考えさせられました。

福祉の関係の仕事にたずさわっていながら福祉の意味すらわからず、自分がはずかしく思った。これからはより親身に仕事に取りくみ、住民の方々が幸せになってくれればと考えている。

倉田さんは、講演で何をするのかと見ていました。(すみません) はじまってみると原稿もなく、言葉もはっきりとしていてびっくりしました。講演を素直な気持ちで聞けてよかったです。これからもたくさんの人に接してください。

「福祉とは何か」「障害とは何か」今までに何度か考えました。しかし、行政的、仕事的な意義は勉強すればわかっても、そういう決まりごとではない意味としての答えはいつも出ませんでした。なんとなくは分かるんですが、言葉に出来ません。「福祉は幸せを作り上げていくもの」と倉田さんがおっしゃった時、私は深く考えすぎていたのだと思いました。福祉を考える時、あれもこれもと色々出してしまっていました。一番根底にあるのは「幸せ」という言葉だったんですね。行政職でも幸せをわかち合える福祉をめざしたいと思います。

今回は実体験、聞かせて頂きました。今まで障害児・者と携わってくることが多かったのですが、心のバリアフリーということに考えさせられています。私達は何をしてきたのか、今後何をすべきなのか、改めて考えさせられることが多く、是非また倉田さんの考えていることを聞かせて頂きたいと思いました。

福祉関係について、福祉の基本を教わりました。制度しか覚えるのに四九八九していた自分がはずかしいです。

「福祉とは何か」というご質問にはとてもはっとさせられました。私の仕事は保育園に関することなのですが、「福祉」というものの意味を深く考えたことがなかったことに気づきました。今の自分たちに何が求められているのか、視野を広かせてくれた今回のお話はとても楽しいものでもありました。ありがとうございました。

私は障害者の方と接することが始めてでしたので、正直始めはビックリしてしまいました。しかし、講演を聞くことができてよかったです。中でも当事者の気持ちを聞くことができ、今後の福祉に役立てたいと思いました。また障害者との友達もつくってみたいと思いました。講演していただきありがとうございました。

私的な部分での交流が必要。お互い、自然と仲間になれる、話し合える、そういった環境づくりが必要ではないか。福祉関係の仕事に携わるものとして「福祉とは何か?」ということはとても考えさせられた。普段気づいていなかったことを気づかせてくれた講演だった。今後障害者の方と接することもあるかもしれないので、その時の参考になると思いました。

倉田さんのお話は大変わかりやすかったです。「福祉とは」という問いに答えられませんでしたが、幸せをつくりあげていくものだと伺って、なるほどと思いました。何を持って障害(障碍)というのか、何が健常なのかというのは、実はバリアを心の中にもっている人間がつくり出しているものだと感じました。本日はおつかれさまでした。倉田さんの講演は得る所が多く最高でした。ありがとうございました。 


倉田さんの講演を聞いて、心が明るくなりました。私自身「福祉とは」と深く考えたことがなく、日々仕事の処理に追われるばかりです。今日の講演が生きていく中でのきっかけになると思います。ありがとうございました。
私も倉田さんと同じ才です。2人の娘がいます。(2、3才です) はっきり言って私は障碍を持った人を見るのが こわかったです。こんなことを本人に言ってはいけないんでしょうが・・・。でも これが私の本音でした。ところが今日 倉田さんに会ったら、なんか本音で話してOKだと思いました 私も以前から倉田さんと同じ考えだったので すごく共感しています。私の娘達には障碍も個性なんだと、自然に身につけられるような社会になるよう努力していきたいと思います。いつか娘たちとエブリワンに参加したいです。

仕事と割り切って障害者の方と付き合う人は多いと思います。私は初めてついた職が障害ケースワーカーなので、まだ正直距離感をつかみかねていたのですが、あらかじめ考えてしまうことではない、と思いました。

福祉とは何かという事について改めて考えさせられました。誰もが住み良い社会をつくるという事は、施設や環境を整えるだけの問題ではなく、心のバリアフリーが最も大切であると痛感しました。多くの人々に理解を深めるためにも、福祉に携わる私達はもちろんのこと、倉田さんの活躍が必要と思われます。健康に気をつけてこれからも頑張って下さい。

今日の講演は自分にとって非常に身につまされる思いだった。自分は五体満足であるが、普段なかなか障害者について考えることはない。まして自分がそんな立場だったらと考えることもほとんどない。倉田さんの堂々と話す姿を見て、自分の人間の小ささを痛感するとともに、障害者との壁を作っているのは自分自身と感じた。資料等を見させていただき、色々な活動、また、参加者方の声からとても充実しているなと思った。自分は日々忙しいという錯覚で、まわりを見る余裕がなく反省しているが、今後もっと広い視野を持って仕事やプライベートを充実させていきたい。

軽度の身障者の職場仲間がいて、飯食ったり、飲んだりしています。私はあまり「障害者」と意識した事がなく、周りからは不親切と言われることもあります。自分では必要以上の親切の押し付けの方が良くないと思ってましたが、今日の話を聞いて、今のままの自分で今後もその仲間と付き合っていこうと思いました。身体の不自由は私にはないけれど、心の悩みはお互いあるし、私が困っていれば助けてくれることもあるし、仲間が困っていれば、悩みも体の不自由も同じレベルで助けるし、他の仲間と同じ大事な奴には違いないんです。これからもいろんな場所にいろんな人と思い出を作ってください。今日はありがとうございました。

講演おつかれさまでした、よかったよ。私も同じ気持ちです。行政に対してそういう気持ちを持っていたの。実際障害福祉課に移動してみて分かったのは、ろう者市民もさびしくてよく相談に来られるけど、事務量のあまりの多さに、一人一人に行き渡った満足した相談をしてあげられなくて残念だと思っています。私は毎日、夜10時ごろまで残業です。福祉課の職員が増えればいいなと思っています。

「福祉はサービスの時代、悲しいじゃないか・・・」 この言葉が心に残りました。人として温かい心を持ちたいと思いました。

住民の立場に立った行政と言われている中で、言葉だけで何も実践していないのではないかということに、気づかされた気がします。力強い講演で、心に打つものがありました。今後の活躍を応援します。ありがとうございました。

障害を持つ人達が、普通の社会から隔離されて生活をしてきたことを、倉田さんの実体験を聞いてあらめて思いしらされました。ここ数年はノーマライゼーションという言葉がいわれだすようになってきて、ボランティア活動等もさかんになってきているように思いますが、まだまだ障害というものに壁があるのかなと思いました。障害をもたない人がもつ人を助けるというものになっていて、一方的なのかなと。お互いに支えあう立場にまだなっていないのではと感じました。対等な立場ということを言っていましたが、そこが、これから大切になっていくことだと思います。

プライベートで高齢者、障害者の友だちをぜひ作ってください、との言葉、胸にズシリときました。

どうしても健常者の側からでしか福祉について考えていなかったので、身障者の側から見た福祉について考える機会を持てたので、有意義であったと思います。

障害者の方だけではなく、人と関わる上で大切なことに改めて気が付いたような気がします。生きていくうえで当たり前と思えることでも、人との関わりの中で重要な事がたくさんなるのだと感じました。これまで仕事で必要な制度、知識を覚えるのに精一杯な状況です。確かに仕事をしていく上では制度は必ず知らなければならないものだと思いますが、仕事で関わる人と人間味のある関わりを持って一人一人の立場に立った関わりをしていきたいと思います。

先生の実体験を聞かせていただいて、少年時代に地域に友人がいなかった事、高校を卒業しても就職先がなかったこと等をお聞きして、初めて現実のきびしさがわかりました。行政の職員の失礼な態度(学習が足りない、経験不足)は、今後は改めて行くべきだと思います。先生も仕事もお忙しいとは思いますが、私のように障害者の方の現実を知らなかった者が多いと思いますので、講演を今後も続けていただき、日本の方に広めて欲しいです。そしてバリアフリー、ノーマライゼーションの言葉だけが一人歩きしないで現実のものになる事を願っています。
倉田さん、私は33年生きてきて、直に障碍者の方のお話を聞いたのは初めてでした。話しながら「なぜなんだろう?」と考えました。それは私自身が積極的に障碍者の方と接していなかったせいもあるでしょうし、何より身近にそういう方がいなかったからです。世の中では「バリアフリー」という言葉があたりまえのように使われていますが、私自身、私の意識もバリアフリーかというと「フリーである」と断言できません。これから、仕事をすすめる、あるいは市民と接していくうえで、相手の立場になって考える大切さ、難しさを感じました。また、もし倉田さんを見かけたら、気軽に声をかける事ができる私でありたい(なりたい)と思います。私も頑張ります。

私自身の話をします。常々「福祉の仕事はしたくない」と思っていました。それは、ハンデのある方を見るとどうしても「かわいそう」だと思ってしまうからです。ただ、今日話を伺いながら思い出したのは小中学校の同級生に、背の伸びない友人(彼は100cmほどで身長がストップしました)がいたことです。でも彼に対しては特に「かわいそう」とは思わず、ケンカをしたときは「チビ!」とまで言ってしまうほどふつうに友人として接していました。やはり仲間だったからだと思います。これからも「かわいそう」と思ってしまう気持ちはあり続けるかもしれません。しかし、友人のときのように「仲間」になれればいいな、と思いました。今日はありがとうございました。

子供の時、近所に一つちがいの重度の身体障害の女の子がいて、時々家にもあそびに来ていました。分かっているつもりになっていましたが、今日のお話を聞いて、自分が何も分かっていない、気持ちの中のバリア(分からない=不安)があることにも気づけました。自宅近くで障害を持つ方と友達になれたら、と思います。

今まで障害を持った方のお話を聞く機会がなかったので、これから仕事を進めて行く上で参考になりました。机上の事だけではなく、立場にたつということ、ある意味で安心しました。いろいろな制度があり、なかなか覚えられないからです。まず相手の心を読むことから始める・・・(これが一番むずかしいかもしれませんが・・)

私は今まで障害者との交流をもったことがありません。あっても、それは学校の行事のような自主的なものでなく、形だけのものでした。それを今感じました。これからは調和を生みだせるように行学を心がけたいと感じました。

倉田さんの講義を受講させていただき、倉田さんは目的としてのつきあいではなく、個人レベルでの心のふれあいのあるつきあいを大事にされていることがよくわかりました。しかし行政や障害福祉機関という立場にある者は、個人レベルでのつきあいをしてしまうとなあなあとなってしまい、お互いの意見等について第三者的立場から判断しなければならない場合もあると思われる。ある意味そのへんもバリアーだと私は思う。今度の検討課題かもしれない。

ボランティアが行事のみの「お手伝い」として参加し、友人としての交流をしようという意識がないという話に、本当にその通りだと思いました。障害者と友人になろうとあえて思わなくとも、自然と友人の中に障害者も健常者もいるという環境を作れるようにしていきたいと思います。ありがとうございました。

建物の中を車イスで体験したことはあったが、外に出たのは初めてだったので、障害者の方たちがいかに苦労しているかがわかった。「障害者のために作られているようで作られていない」という意味を身をもって知った。「障害者の欠点を見ず、良い所を見ていく。」「お互いに尊重し合うことが大事」その通りだと思った。当たり前のことなんだろうけどできていない事をこれから直していかなくては、と思った。今日は本当にありがとうございました。

倉田さんが話されていた中で、行政で働く立場の人間としてドキッとするようなご意見、ご指摘があったため、痛感させられた面があった。物理的な整備や施策以上に、まずは障害者の方々の意見、指摘に耳を傾け、交流を深めていくことが自分に出来る第一歩だと思った。

我々窓口で障がい者の方と対応していても、権利のみを主張する方がいて困惑してしまいます。でも倉田さんは、一人の人間対人間として心の触れ合いを もてたらという考えはとても賛同できます 施設等に行っても極力あいさつするように心がけています。

倉田さんに私のなやみを聞いてもらって、相談にのってもらいたいと真剣に思いました。

「健常者主体の福祉」を感じました。当事者の方の意見をもっときける耳をもちたいと思います。小さなことでも、ひとつひとつを丁寧に受けとめ、みんなが暮らしやすい町づくりを目指したいと思います。ありがとうございました。

実は倉田さんのお話、聞くのは2度目なのです。初めてお会いした時は、話を聞くだけでしたので、実際にお話できませんでしたが、今日は会話する事ができました。車イス体験、とてもよい経験になりました。自分自身「福祉」というものに戸惑いを感じていたのですが(すごい難しい事なんじゃないか?よく分からない!!などなど)「福祉とは幸せの事」との倉田さんの声に救われました。みんなが幸せになる行政ってものを、ちょっと考えてみたいと思います

倉田さんの講演を聞いて、障碍者も健常者もなく交流できるような社会になればいいなあと改めて感じました。それには様々なバリアを取り除く必要があると思うけど、バリアはいろんな工夫や心遣いで解消できるように思います。私達は物理的なもの(施設や道路の段差)ばかりがバリアだと感じてしまいがちだけど、物理的バリアはバリアを解消しようとする工夫や心遣い(例えば段差があっても誰かが押してあげる、道具など)で解消できると感じるから・・・。一番大切なのは相手のことを考えられるやさしい心がバリアを解消させる最上の手段なのではないかと思います。

車イスの体験は、押すことはあっても乗ったことはなかったのでよい経験になりました。一番気になったのは歩道のタイル貼りで、歩くぶんには気にならないし、見栄えもよいけど、車イスにとってはバリアになりうるのだということで、そういう歩道を作る計画の段階で、建設担当者が障害者の意見を聞くことが大事だと思いました。私は福祉系の大学で学んで今年からの新採ですが、大学で障害者を講師に招いて講義をする機会がありました。その中で きいた話が、やはり「障害者の権利」だとか「障害者も一人の人間」だとかいうことでした。しかし今日の倉田さんのお話にあったような「健常者の気持ちを理解する」という発想はきいたことがありません。とても感動し嬉しく思いました。私達は「友人」をどこで得るのか?と改めて考えさせられました。私達は学校、職場、サークル等で友人を作ります。では障害を持った方はどうか。一番に友人を得ることができる学校が「ない」ではないか。一番友人がほしい時期に(当然、当事者同士の友人は得られるでしょうが・・・)それが「ない」ことに気付きました。学校制度の改革が大事だと改めて感じました。