千葉県地域福祉支援計画
市原・君津地区 タウンミーティング 開催

2003年11月21日
かずさ アカデミア ホール(千葉県木更津市)

http://www.kap.co.jp/arc/access.html
 

3ヶ月前に千葉県の市原市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市、富津市 在住の市民で実行委員会を立ち上げ、学習会の開催やタウンミーティング開催に向けて、メンバーは時には徹夜もし準備してまいりました。ウィズ エブリワンからも数人協力。またタウンミーティング開催にあたり、ウィズ エブリワンとして協賛させて頂きました
http://www.skz.or.jp/we/katsudou/act2003/townmeeting.htm

11月21日 タウンミーティングの開催です

我がウィズ エブリワンの倉田理事長が今回のタウンミーティングでパネラーの1人として行いました 
任意団体 袖ケ浦やさしい街づくりの会
http://chiba.cool.ne.jp/sodera/
の 今関 代表さん(右) 吉岡 相談役さん(左) が応援に来て頂きました
 


 

いよいよタウンミーティング開始です 650人以上の市民が来ました
(プログラムなどは以下の通りです)
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_kenfuku/keikaku/ichiharakimitu.html
http://www.skz.or.jp/we/katsudou/act2003/townmeeting2.htm

プログラムは順調に進み さぁ〜パネラーとして倉田理事長の事例発表です まずは巨大スクリーンに倉田理事長の自己紹介が映し出されました
 


中央でバンダナで汗をシャットの倉田理事長 みなさまご協力ありがとう御座います。

倉田理事長の発表です(風景) なお倉田理事長の事例発表文は以下の通りです


市原・君津地区タウンミーティング 事例発表文(パネラー 倉田知典) 2003.11.21

 皆さん こんにちは。今回 市原・君津地区タウンミーティング実行委員会 副実行委員長をさせて頂きました 倉田知典 です。
 私は NPO法人 ウィズ エブリワン理事長をしております。多くの皆さんに支えられ何時も感謝する日々です。ウィズ エブリワンの全会員数は180人と5法人です。全ての人々を対象に、障碍を持つ人と持たない人という枠を取り、福祉やボランティアといった関係でなく、普通に互いに心と心で対等で触れ合える「心のハーモニー」社会作りという独自のテーマを持ち、自分の出来るところで みんなの笑顔のために行動することをモットーに活動しています。月、数回の活動では、楽しい旅行や食事会、スポーツ、また福祉等の学習会・講演会を行っています。その中でアンケートを取り、集計結果をまとめ関係機関等に提案し、日常生活を送る上で、より自立しやすい社会になるよう伝えたりしております。また活動の中での触れ合いを通し、日常的にも、個人レベルの継続的なコミニュケーションの きっかけに つなげて行くことに努めています。
 千葉県地域福祉支援計画素案を読ませて頂き(以下素案という)、「人の福祉力(ちから)、地域の福祉力(ちから)」というテーマでありますが、福祉の本当の意味は「幸せ」であると思います。幸せは誰もが願うことですが、幸せの基本は、互いにコミニュケーションを深く取ることに努め、その中で共に相手の長所に沢山気付き合う、思い合いの気持ちと支え合いの行動が最も大切であると考えます。そこで私は以下の提案をします。
 私は福祉の大学の授業や福祉関係の職員研修等で講演をさせて頂くことがあります。受講者から よく言われるのは、ボランティアや仕事として障碍者と接することはあっても、その場だけの触れ合いで終わってしまうことが ほとんどで、日常生活において継続的に触れ合うことが無いということです。つまり素案の中で「真のノーマライゼーション」と言っていますが、福祉に携わる方も なかなか触れ合えないのが、現実ではないでしょうか。そこで福祉の大学の授業や福祉関係の職員研修等で、当事者、特に重度障碍者が、継続的に講演出来る環境を整え、また就労として非常勤等で採用することが、机上での福祉でなく、互いに直接的にコミュニケーションが取れる「真のノーマライゼーション」に つながると思います。また重度障碍者が講演活動を行うには、移動の介護が必要です。支援費制度の移動介護の中で基本的に経済活動は除外されていますが、非常勤の範囲であれば日々雇用で ないため、拡大解釈をして社会参加と位置付けすることもできるのではないでしょうか。
 次に先天性の重度肢体不自由の私は、主に両親による介護のおかげで、自分の家で生活しています。33年間、私の食事・トイレ ・入浴等の全般にわたり、介護をしてもらい何時も両親には感謝しています。両親は健在ですが 60歳も半ば、老いを感じる この頃です。親の介護負担を減らしたい、またNPO法人の活動も続けて行きたい、仕事にも就きたい、そのことで みんな の幸せのために私の出来ることで行動したいのです。私自身 老いるまで施設でなく、今後も家で生活し続けたいと願っております。支援費の居宅介護支給量は、月125時間(1日4時間)を超えると、越えた分は全て各市町村が全額負担となっております。何処の市町村も財政難で、支給量を増やしたくないというのが正直なところだと思います。地域福祉、施設から在宅福祉へ、と言われていますが、現実の環境は まだ整っていないと考えます。私のような全身性重度身体障碍者は、少なくても月250時間以上の支給量がないと居宅で生活出来ません。また全身性重度身体障碍者のグループホームの制度化も1つの方法であると考えます。
 最後に私には身体障碍者療護施設入所の仲間が居ます。仲間から特に聞くのは、気軽に外出が出来ない環境であるということです。支援費制度の居宅介護では移動介護の制度がありますが、施設入所者にはありません。施設入所者においても、移動介護の制度化を望みます。またIT(インターネット)が普及して来て、特に施設入所者には、市民と交流にあたり、ITは最良のコミュニティー ツールだと思います。各施設の入所者も また気軽にITが利用出来るように希望します。
 


(会場と知事さんと意見交換の様子 堂本 千葉県知事さん 右)
 

それぞれの方々のパネラーのお話しが 終わり 堂本 千葉県知事さんから ご感想等を頂きました
倉田理事長に対して主に知事さんは
 1 障碍者と健常者との継続的な触れ合いが出来るように考えたい
 2 重度身体障碍者グループホーム作りに向けて考えたい
上記2点をお話し頂きました

その後 千葉県地域福祉支援計画素案http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_kenfuku/keikaku/soan.html
をもとに会場とパネラーで意見交換を熱く語り合いました

あっという間に 4時間が過ぎ タウンミーティング無事に終了☆
 

今後は タウンミーティングから 地域福祉フォーラム化に向けて検討するそうです ウィズ エブリワンと致しましても 今後の関わり方について再び検討し 参加協力について前向きに考えて行きたいと思っています
皆さん大変お疲れさまでした ありがとうございます

千葉県地域福祉支援計画とは
(タウンミーティング開催の必要性等の意味が書かれています)
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_kenfuku/keikaku/keikaku.html

 
お願い
 タウンミーティングの事や今後の地域福祉フォーラムについては
http://www.freeml.com/ctrl/html/MessageListForm/town-meeting@freeml.com
へ お書き願います
 ※ ウィズ エブリワンの掲示板では受付致しません