鋸南町立鋸南中学校 全校生徒
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テーマ 「福祉」にて、約300人の生徒・児童・教員などの前で講演をさせて頂きました。また今回は報道の方が取材に来られました |
講演を聞いて頂いた みなさんの中から ご感想を頂ました
なお新聞記事は 一番 下に載せています
◎ ご感想
私がこれまで聞いて来た講演会は、一方的な話しでした。今回の講演会は、今までとは全く違って、みんなも参加(話し)出来る、会で、みんなの意識を高めるための工夫を、倉田さんがしてくださって、とても良く楽しく、集中することが出来たと思います。倉田さんから、はじめの説明で聞いた、9歳まで寝たきりという話題には、大変おどろかされました。私も以前、大けがをして病院で、ほとんど寝たきりの経験をしたことがあります。とても辛く寂しく、毎日、泣きじゃくるような日々が続いていました。あの時、泣くだけで何も出来なかった、私からしてみれば、足でキーボードを打つなど、どんな困難なことでも、自分で、やりこなしてしまう倉田さんは、本当にすごいと思います。これから私は、大変なことがあっても、倉田さんのように頑張ってみたいと思います。
今日、倉田知典さんに会って良かったと思いました。とくに、おどろいたのは、倉田さんが10年間、自作でホームページを続けていることに、本とにビックリしました。私だったら「めんどくさいし、大変だからいいや」と、あきらめてしまうと思います。ぜひ、これからもずっと続けてください。お願いします。それと倉田さんは、とても面白くて、講演会があっという間でした。ぜひ、また鋸南中に来て講演をしてください。
講演を聞いて、倉田さんと生徒とのやりとり(会話)を見ていて面白かったです。倉田さんは、人前で話すのは緊張しないと言っていましたが、私からしたら、うらやましいです。私は人見知りで大勢の前に出ると緊張してしまいます。これからは倉田さんを見習って、面接に役立って行けるように頑張ります。今日は私達のために来てくださって、本当にありがとうございました。また倉田さんのお話しを、ぜひ聞きたいです。
最初、講演会を聞くのが、僕は、めんどくさい
と思ったけど、倉田さんの話しを聞いていたら、とても面白くて、聞いているだけで楽しくなってました。今どきの話しなんかも出て来たし、倉田さんが、どういう人なのかが、わかって嬉しかったです。また話しを聞きたいです。
今日、倉田さんの講演を聞いて、自分で、あらためて考え直すことが出来ました。同じクラスに私の苦手な人が居ます。いつも、あまり話しをしていないし、相手のことを知ろうとは、しませんでした。そこを倉田さんは「相手の良いところを見て行く」と言っていて、私は、やっと気付きました。いつも相手の苦手なところしか見ていなかったから、どんどん苦手になって行ってしまったのだと思います。なので、これからは、朝の「おはよう」という
あいさつ から始めてみたいと思います。今日はありがとうございました。
私は今日の講演を聞いて、人として、私の普段の行動を見直すべきだと思いました。今まで何をやっていたんだろうと思いました。自分に都合が悪いからと、見て見ぬふりをしたり、他の誰かが、やるだろうと見過ごして来ました。それだけではなく、私は嫌いな人とは関係を持たないように、遠ざけていました。倉田さん、教えてくれて、ありがとうございました。
私は、その人の良いところを見ようとせず、思い込みだけで人を判断したりと、よく考えてみれば、私が一番、嫌な人だと思います。いつも人まかせで、自分は楽な方へ逃げる生活を、今まで過ごして来ました。今さら、その生活から、すぐに新しい生活に変えられるわけではないと思います。でも今から少しずつ、感謝の気持ちを持つことの出来る生活へと変えて行きたいです。
外側だけや見た目だけで判断して来た、今の私の性格は最悪だと思いました。でも今日の倉田さんの講演を聞いて、私の心の中、全体で、良い方向に変わったと思います。私は自信が持てました。ありがとうございます。
私は倉田さんの話しを聞いて、障がい
を持っている人、持っていない人、そんなこと関係なく、共に生活するべきだと思いました。そのためには「障がい者」という言葉を、世の中から無くすべきだと思います。そして今は「障がい者」と呼ばれている方が、倉田さんのように、社会で活躍する人が増えて行けば、区別は無くなると思いました。
倉田さんは、とても社会で活躍をされていますが、今まで生きて来られ、辛かったこともあると思いますが、それを乗り越えているからこそ、倉田さんの心の温かさを、とても感じました。これからも頑張ってください。
本日は、市原市から鋸南中まで来て頂き、ありがとうございます。倉田さんの講演を聞いて、色々と考えさせられ、自分の中で答えを出してみました(倉田さんも同じことを話してましたが)。まず、どうしたら区別が無くなるかです。見た目など、人と違うからと距離をおかず、気軽に話しかける、コミュニケーションから始めて見たいと思いました。内面を知れば印象が変わり、自然と区別が無くなると思います。言葉で言うのはとても簡単ですが、実行するのは、その何倍も難しいと思います。でも1人1人が、その難しいことにチャレンジしようとすることで、倉田さんのような方々とも、心の距離が近づく、きっかけになると思いました。とても貴重な話しを聞けて、本当に良かったです。
私は今日、講演を聞いて、一番は、やはり福祉について考えさせられました。福祉とは、相手のために出来ることを、やったりするものだと思っていました。しかし、どんな立場の人でも、自分のための福祉があると倉田さんから聞いて、そうだと思うことが出来ました。私は相手のための福祉、自分のための福祉を聞いて、お互いに支え合うこと、1人1人が支え合う福祉が大切だと思いました。そして倉田さんが、「人前で話す時、緊張しない方法」の話しを聞いて、私は倉田さんが言った、「自分を、良く見せようとするから緊張する」と話されたことが、すごく勉強になりました。今日は話しを聞けてすごく良かったと思います。本当にありがとうございました。
はじめは、倉田さんを見て、びっくりしました。しかし人は外見ではなく、中身を見ると、人の見方は変わりますよね。倉田さんの中身は普通の人と変わりなく、明るくて面白い。すごく良い方だと思いました。倉田さんと触れ合って見て、障がい者の方の見え方が変わりました。私は、いつも障がい者の方を見るだけだったので、話しをすると、倉田さんみたいに明るい人が居るんだと思いました。今日は本当にありがとうございました。障がい
のある人との接し方がわかりました。
最初、福祉という言葉を聞いて、自分には関係ないと思っていました。しかし、福祉は世界中の全ての人間に関係あることで、幸せになるのは、とても大切だなと思いました。人は外見だけでなく、中身をきちんと見て、人を、ほめるということが、大切だと思いました。世界には色んな人が居るけど、世界中の
みんなで協力し合って、平和な世界を作って行けたら良いなと思います。倉田さん、今日は本当にありがとうございました。
倉田さんは今まで、色んな苦労もされているとは考えますが、でも、こんなに明るく楽しく話せるなんて、すごいと思いました。今回、倉田さんの話しを聞けて、本当に良かったです。
私は、講演会を聞いて思ったことは、倉田さんが9歳まで寝たきりの状態から、今では少し歩けると聞き、すごくおどろいたし、とても勇気をもらいました。私がもし、倉田さんみたいな障がいを持っていたら、きっと私は、みんなの前に出て話すことや、自分から何かをしようとする気持ちには、なれなかったと思います。でも倉田さんは、みんなの前で話しをすることは、緊張しないと言っていて、すごいなと思いました。今日は私達のために、鋸南中に来てくださり、本当にありがとうございました。
今まで「障がい者の方は、かわいそう」というイメージがあったのですが、今日、倉田さんと会って、障がい者だからって、区別はいけないと思いました。同じ人間だということを、倉田さんから教えてもらいました。倉田さん、これからも色んな活動やホームページ作り、講演会をずっと続けてほしいと思います。今日は楽しい話しや勉強になることを伝えてくださり、本当にありがとうございました。
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記 事
毎日新聞 2010年12月17日
重度の障害持つ倉田さんが講演
鋸南中
鋸南町立鋸南中(羽山稔彦校長、生徒数243人)で16日、手足に重度の障害を持つ倉田知典さん(40)が「福祉とは」と題して講演した。
倉田さんは「人と人が助け合うには、外見にはこだわらないこと。人間の中身を見ることが大切ですよ」と語りかけ、「障害者も健常者も関係なく、嫌いな相手には良い面を見つけてほめ、お互いに認め合うことです」と、人間関係を築くことの大切さを訴えた。
講演には、勝山小と保田小の5年生63人も参加。話を聞いた中学生は「倉田さんがとても明るいので驚いた」と話していた。
市原市に住む倉田さんは、重度の肢体不自由のため車椅子生活で全面介助が必要。左足の親指だけでパソコンを操作し、ホームページで活動報告などの自己表現活動をしている。
【米川康】
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記 事
誰もが仲良しの社会に
重度障害の倉田さん講演 鋸南中
生徒らを前に体験談などを語る倉田さん=鋸南町立鋸南中学校
重度の身体障害を抱えながらも講演や詩作、ホームページ作成など幅広く活躍する倉田知典さん(40)が、鋸南町の町立鋸南中学校(羽山稔彦校長、生徒243人)で講演し、生徒らに誰もが仲良しの優しい社会を説いた。
鋸南中体育館で、同校生徒や勝山小学校と保田小学校の5年生の児童ら約300人が倉田さんを囲んだ。倉田さんは不自由な体を子どもたちに示しながら、「他人の良いところを見つけて褒めることを心掛けて」「人間関係が希薄な世の中だが、健常者も障害者もみんな支え合って生きている。みんなが仲の良い世の中にしよう」と語り掛けた。
倉田さんは市原市在住。先天性の脳性まひで手や首の自由が利かず、自力外出も困難だが、パソコンで作画や作詩したり、県の福祉政策に委員として関わるなど活躍している。
各地の学校や大学で講演しているが、南房総地域は今回初めて。「大学などの非常勤講師として地域福祉やコミュニケーションの講義をしたい」と思いを語っていた。
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記 事
障害ある男性が語る
鋸南中 講演会で生徒に勇気
【写真説明】生徒を前に語る倉田さん=鋸南中で
鋸南町の町立鋸南中学校(羽山稔彦校長)でこのほど、福祉教育講演会があり、全校生徒243人が、勝山、保田両小の5年生ら63人と一緒に、重度の障害がある男性の話を聞いた。
鋸南中は昨年度末まで、福祉教育研究に取り組み、町内の2小学校と連携を取りながら、福祉教育の充実を図ってきた。研究期間は終了したものの、教育機会は続けようと、今回の講演会を企画した。
講師は先天性の脳性まひで全面介護を要する、倉田知典さん。学校を訪れた倉田さんが、自身の経験をもとに福祉全般について語った。
先天性の障害で、9歳まで寝たきりの生活を送った倉田さん。その後、リハビリを続け、数歩ならば歩ける状態までになった。が、首や両手などは思い通りに動かせず、8年前からは足の指を使ってインターネットのホームページ作成に取り組んだ。毎日更新を続け、県の「誰でも使えるホームページコンテスト」では、賞に輝いた。現在は、講演会の講師、ラジオへの出演、作詞などの活動に力を注ぐ。
この日は「人は外見だけでは判断できないこと」「感謝の気持ちを持つこと」「自分でできることは、自分ですることが大切」などと語り、児童生徒の耳目をひきつけた。
講演を聞いた生徒らは「一生懸命生きている倉田さんから勇気をもらった」「何ごとにも諦めずに取り組もうという気になった」などの感想を残しており、福祉について深く考える場となった。
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皆さん 本当にありがとうございました
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連絡先 E-mail tomonori.taiwa@gmail.com
倉田知典