フロントサスペンション

このバイクは加速している時に凹凸を通過すると

フロントが浮く感じがして怖いのです。

と、言う事で、フロントサスペンションをいじってみました。


 いじるにはまず中身を知らないと話しにならない
 から、バラしてみました。

 上の赤い工具は中身を出す為の特殊工具で、
 これがないと何も手出しができないです。
 部品は片側分。

 構造は至って簡単でスプリングと底着き防止用
 のゴム製ストッパー(スプリングの下にある黒い
 弾丸状のもの)で構成されています。
 このストッパーがスプリングの内側に入り、底着き
 を防止しているわけ。
 ストッパー、ちょっと長すぎると思いません?
長さを測ると、スプリングが85mmでストッパーが
75mm。 (写真より推測)
底着きの時にこのストッパーが何ミリ縮むか
分からないけど、この部品がフロントサスの
ストロークを短くしている事には間違いなさそう。

と、言う事で安易にこのストッパーを外しちゃい
ました。 これだけでストロークが20mm位から
40mm位にと200%増えて、乗り心地は大幅に改善。
だけど時々、ゴツンと底着きするいや〜な
音がします。
 それで、もう少し真面目にやろうと言う事で、
 スプリングが縮んだ時の長さを測ると
 40mmでした。
そこで、ストッパーを45mmに切って、スプリングの
中に入れれば、ストロークも増えて、底着きも
無くなるはず。
 最終的にはこんな部品構成になりました。

 グリスをたっぷり付けて、本体に取り付けて試走
 したところ、通常の走行での底着きはなくなり
 ましたが、ちょっと大きい段差ではやっぱり
 ダメです。

 ま〜、そんな時はスピードを落として走れば問題
 ないから、良しとしました。

 あと、アクセル調整でも底着きを防げます。
 凹凸を発見したら加速するんです。 その結果
 重心が後ろに移動してフロントサスが伸びて、
 凹凸をクリアーできます。


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