オイルポンプの仕組み


プランジャ式ポンプ

2stのオイルポンプはプランジャ式と呼ばれているポンプを採用している。

オイルポンプギヤシャフト(駆動軸)により減速された回転は
カムドライブギヤからカムギヤに伝わる。
カムギヤ上面は内側面にプランジャカム、外側がバルブカムになっている。
このカム面にプランジャおよびバルブがスプリングで常に押さえ付けられている。
そのため、カムギヤが回転するとプランジャ、バルブは往復し、ポンプ運動が生じ、
カムギヤの回転数(エンジン回転数)に比例してオイル吐出量が増減することになる。
低速から高速までのオイル供給

また、スロットルと連動したコントロールレバーの動きによってコントロール
噛むが回転し、このカムに接触しているコントロールロッドが上下する。
コントロールロッドはプランジャの下死点を規制しているため
ロッドの動きに応じてプランじゃポンプのストロークを変える事ができ
オイル吐出量を増減させている。
負荷の状態に応じたオイルの供給

以上の2つの作用に兼合わせにより、低速から高速まで、
または負荷の状態に適したオイル供給が可能となる。

オイルポンプの作動原理

(1)バルブが下がり始め、吐出口を締め、吸入口を開けようとしている
(2)バルブが下死点に達し、吐出口は絞められ、吸入口は開く。
   このときプランジャも下降運動を始めており、ポンプ室にオイルが吸入される。
(3)吸入工程を終えバルブが上昇すると吸入通路が絞められる。
(4)さらにバルブが上昇するとポンプ室と吐出口がつながる。
(5)プランジャが上昇運動を始め、ポンプ室内のオイルは圧縮され、
   チェックバルブを経ていんテーク側へ吐蟀される。

 




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