H15.11.16スクーターミーティング

inサーキット秋が瀬



ディスク側のチェーン引きが根元から折れるトラブルと
基盤を48Vに切換えた際、制御不能になるトラブル発生。
結局48V仕様で走行できず、全部36V仕様で走行となった。


11月15日(土)
前日の天気予報では、日曜日の天気は雨のち晴れ。
電動スクーターは雨を嫌うため、急きょスペシャルモータは開放型から密閉型でセットアップした。
コースコンディションと天気次第で開放型へ変更できるよう準備はしておいた。
取合えず、スタートはXPORTモーター(密閉式)で始め、状況を見てどちらでも対応できるようにという腹づもりだ。
SPLモーターを組み直しているうちに、開放型モーターのブラシハウスが乗っているベーク板が
歪んでブラシが面接触していないことに気付いた。
これでは電流密度が高くなるので発熱源となる。近々対策をしないとならない。


▲歪んでしまったベーク板


▲ブラシとコミュテーターが部分接触となっている。



11月16
日(日)
朝5時前に家を出た。
秋が瀬は高速からのアクセスが楽なのだが渋滞を嫌って早めに家を出た。
6時過ぎにはサーキットに着いたが駐車場は既に半分ほど埋まっていた。
駐車場の中程が空いていたのでそこに車を停めた。ピットロードまですぐの位置である。
XPORTを車から出して準備をしていると、受付が始まった。
受付が終わったら、車体の個別撮影が待っている。
撮影場所は既に長蛇の列が出来ていたので遅めに受付に行くことにした。



受付を済ませると既にうめちゃんたちは受付を終わらせていて個別撮影に移っていた。
撮影の込み具合を見計らい、撮影した。

 
▲こんな感じで撮影されていく。

あとでよく考えたら、個別撮影は車両とオーナーが写ってよかったんだった(^^;
車両のみの撮影になってます…


<今回の試技計画>
Fタイヤ2.25-12インチ標準タイヤ
Rタイヤ2.50-8インチスクータータイヤ

タイヤの空気圧はF:250kPa、R:250kPa
Rスプロケ125T(標準)
午前中にFスプロケット15T、17Tでのタイム比較。
午後はベターな方のスプロケットを使用し、48V仕様でタイムアップにトライする。

バッテリーを20Ahとして、XPORTモーターを使用。
1本目、2本目:Fスプロケット…15T
試技1本目(9:00〜)
やはり1本目は感じがつかめずシフトチェンジのタイミングが遅れる。
ベルトの張りがやや弱く変速時に歯飛びをおこしビビってアクセルを緩めてしまう。
タイムは7'035


▲フットデッキいっぱいに積まれた20Ahバッテリー

競技を終えるとSPLモーターを密閉から開放型へ組み替える。
コミュテーターを軽く磨き、ブレークインをしておく。
このモーターの出番は午後からである。

試技2本目(10:00〜)
ベルトのテンションを上げて2本目のトライ。
フロントスプロケットの歯数が少ない時はかなり早めのシフトアップが要求される。
早めのシフトアップを心掛けるが、3速に入れるのが遅かった。
#50m付近でシフトチェンジしたような…
歯跳びは殆どなくなった。
タイムは6'631(前回のタイム更新)



10:40~ コースの一角でジムカーナ大会が始まった。
SS1/32マイルは1時間に1回/マシンの試技となっているため1回1回の時間が空く。
その間に他のイベントがあるのだ。
うめちゃんが電動スクーターでアタックしていた。

この間に次の試技に向けてスプロケットを17Tに変更。後輪の軸位置を前に出す。
ここでチェーン引きが折れるというトラブルが発生!


▲チェーン引きのボルトが折れた…

幸い、ベルト側じゃないのでセッティングに倍の時間を要したもののなんとか平行は出せた。
これ以降、スプロケットの変更は後輪の軸位置を変えなければならないため全て17Tでいくこととなった。


バッテリーは20Ah、XPORTモーターのまま。Fスプロケット…17T
試技3本目(11:00〜)
早めのシフトチェンジが良かったのか本日の自己ベストを更新。
タイムは6'592
午後の48V仕様に期待が持てる。





ここで午前の部は終了した。
Fスプロケットの選択だが、15Tと17Tでは、17Tの方がタイムがよかった。
しかし、前回は16Tで走行したが今回の15Tの方がタイムがよかった。
シフトタイミングが取りやすいのは歯数が多い方だった。
今回は、スプロケットの変更がもうできないのでこのまま17Tで行くことに。



モーターを換え、バッテリーを48Vに配線し直し、基盤のスイッチを48Vに切替える。
車体を浮かせ、ブレーカーとメインスイッチをONにした。
…すると後輪が回り出した。あわててメインスイッチを切る。
げっ、なぜ?
試しに36Vに繋ぎ換えメインスイッチを入れてもタイヤは回転しない。
基盤を痛めたか?!
仕方なく36V仕様に戻す。
モーターはそのままSPL500Wモーター。

 

試技4本目(13:00〜)
500Wモーターでは、明らかに車速が乗っていない。
タイムが伸びず7'763秒。
前回F16Tで7'059なので、Fスプロケが大きくなった弊害か?
それとも基盤を痛めたからなのか?!
XPORTモーターにもどした。

4回目の試技が終わった後、コースの奥を利用して一本橋遅乗り大会が始まった。
1ヒート目。みんな苦戦しているようでバランスを崩して脱落している。
XPORTのフットデッキは20Ahのバッテリーが占領しているため、8Ahに積み替えて
慌てて列の最後尾に滑り込んだ。
1速で走ったためマシンの挙動が掴み難くバランスを崩し脱輪してしまった(失格)
シッティングではなくスタンディングで、また1速よりも2速を使用して
フロントブレーキはあまり使わずリアブレーキを多用して挑戦すれば良かった。
トラブルが続いていたので精神集中が出来ないため2本目はキャンセルすることにした。

試技5本目(14:00〜)
モーターをXPORTに戻したが加速にパンチが無い。
午前中の加速感はどこへいったのやら…
モーターの電極が荒れてきたか?基盤がやられたか?
タイムは7'075



試技6本目(15:00〜)
気合いで走った本日ラスト。
タイムは6'630
午前中に出した自己ベストには届かず。

しかし、私のZOOK(50ccスクーター)で以前
トップスピードが約40km/hで6.6秒台をだしていたので
目標としていたタイムには到達できた。

今回EAクラスのトップはうめちゃんのSRFXによる5.864秒!終速は47km/hとのこと。
バッテリーが12V・12Ah×4個の鉛シールドの48VK’s factory製オリジナル基盤、500Wモーターを使用
さすがに現行の36V-350W仕様では6秒の壁はちょっと厚いかな(^^;
次回はもう一度15Tと17Tの調査と48Vでの走行をしてみたい。



全ての競技が終了して、抽選会が始まった。
太陽が沈みかけていたので画像が暗くなってしまった。
今回の結果;
1本目:7.035秒 36V-20Ah仕様。XPORTモーター。F:15T。ベルトテンション低く歯飛び起こす。
2本目:6.631秒 36V-20Ah仕様。XPORTモーター。F:15T。3速に入れるのが遅い。
本目:6.592秒 36V-20Ah仕様。XPORTモーター。F:17T。早めのシフトチェンジを心掛ける。
4本目:7.763秒 36V-20Ah仕様。SPLモーター 。F:17T。パワー出ず。
5本目:7.075秒 36V-20Ah仕様。XPORTモーター。F:17T。モーターを戻すがパワーが戻らない。
6本目:6.630秒 36V-20Ah仕様。XPORTモーター。F:17T。神経を集中させて走るが自己ベストに届かず。