電動スクーター、電動キックボードの基本構造と改造例


●基本構造



・バッテリーでモーターを回し、タイヤを駆動させて走行する。
 駆動方法は、チェーン、ベルト、ダイレクトなど
・モーターの回転数は、モータースピードコントローラー(通称:基盤)を通じてアクセルで調整する。
 アクセルのセンサーも、抵抗式や磁石を使用したMR素子など数種類ある。
 アクセルの方法は、グリップ方式、レバー方式、親指レバー方式などがある。
・バッテリーとモーターを直接つなげると負荷などからどちらかがダメージを受けるため、
 モータースピードコントローラーは保護回路の役割も果たしている。
・道路交通法上、モーターの定格出力が0.6kW以下だと原付1種、1.2kW以下だと原付2種扱いとなる。

オートバイに対応させるとこのようになるのだろうか?
ガソリン(燃料)  :電気(電池)
キャブレターとCDI:基盤(モータースピードコントローラー)
エンジン      :モーター
従って、電動スクーターのカスタムはバイクというよりはラジコンカーのカスタムに近い感じがする


●改造例

改造はいろいろあるが、動力関係と車体関係に別れる。
いずれにしても、バッテリー、基盤、モーターのバランスが重要である。


●バッテリー
 電圧、容量の変更
●基盤(モータースピードコントローラー)
 許容電圧、容量の大きなものへ変更
 他車種流用、電気自動車用部品流用等
●モーター
 大出力モーターへの交換
 モーターの進角調整
 モーターコアの巻き線変更
 マグネットの変更
 冷却ファンの装着
●駆動関係
 駆動方式の変更(チェーン→ベルト)
 スプロケットの変更

●ハンドル
 MTBやバイク部品を用いてバーハンドル化
 グリップ交換。
●Fタイヤ
 サイズ変更(スクーター用、ポケバイ用など)
 ラージホイール化(他車種流用、ワンオフ)
 ブレーキ強化(カンチ→ディスク、ドラム→ディスクなど)
●Rタイヤ
 サイズ変更(スクーター用、ポケバイ用、カート用流用など)
 ラージホイール化
 ブレーキ強化(ドラム→ディスクなど)
 リアサスペンション化(リジット→スイングアーム式)
 ホイルイン変速機(3段、4段、7段など)