3月01日(その7)ガソリン代ぼったくり事件?! (サンフィセンテ→カマル)
*** '98年3月1日 晴れ *** のつづき その7「ガソリン代ぼったくり事件?! (サンフィセンテ→カマル)」 コックをリザーブに切り換えてから結構走る。 ビックタンクが半透明なので残量が良く判る。 タンクの残料が少なかったので、途中のPEMEXで給油することにした。 メキシコに入国して初めての単独給油である。 ここはスタンドマンが入れてくれるようである。 スペイン語が解らない。本を取りだし、10ドルを握りしめ勇気を出して言った。 「ブエナス ノチェス!」 えっと、満タンはなんて言うんだっけ!? スタンドの兄ちゃんが本を覗き込む。 10ドルを見せ「マグナシン、プレファボール!」 なになに何か兄ちゃんが言っている。 判らないので取り敢えず日本語で 「これで10ドル分いれてくれよ」という。 えっ、イングリッシュ? 「アリトル、スピーキング、イングリッシュ!」 タンクの半分でガソリンが止まった。 何だ?これじゃ物価が日本と変わらね〜じゃねーか? おかし〜な〜。 永原さんの話しじゃ10ドルで満タン近く入るはずなんだけど?! じーっと兄ちゃんを見ているとお釣が20ペソ..... #これが「ぼったくり事件」である 負に落ちないがまあいいや。 この量ならエルロザリオまでもつはず。 再び僕は走り出した。 あとで判ったがスタンドの兄ちゃんがイングリッシュ? と聞いてきたのはガソリンの量だったらしい。 僕が「ガソリン満タン!(ジェノ、プレファボール)」という言葉を をすぐに覚えたのはいうまでもない。