3月01日(その2)国境→エンセナーダ

*** '98年3月1日 晴れ ***
   のつづき その2「国境→エンセナーダ」

国境警備員に誘導され車を止める。
バンに3台もバイクを載せているのであれこれと聞かれてしまう。
手続きは面倒くさそう。
扉を全部開けて、中のものを見せた。

プロテックで作ってもらった書類を見せて、2台は借り物で
残りの1台は永原さんのだよ〜と説明。
#勿論永原さんが交渉
 なんかいろいろ聞かれたようだ。

若い警備員が僕のほうを見て、何か話しかけてきた。
バイクを運転するジェスチャーをし、体をくねくねさせていたので
「君オフロードでバイクに乗るのかい?」
と言っていると判断し、2回うなずいた。

別に問題ないので入国が許可された。
しかし、4日以上メキシコに滞在するので
ツーリストカードを発行してもらわなければならない。
#国境地帯に限って、72時間以内の滞在はツーリストカード不要。

ゲートに向かって一番右側にあるイミグラシオンと書いた
コンクリート小屋へ行く。

イミグラシオン小屋に入ったら、オヤジ(係官)はテレビでサッカーを見ていた。
#なんていいかげんな国なんだ。うらやましい(^^;

「ブエノスディアース!!
  ケレモスラスタルヘタスデトゥリスタ、
     ポールファボール」

と永原さん。
用紙をもらい、記入する。
記入もスペイン語だが永原さんがいるので安心。

書き終えて、係官に見せると裏の2ヵ所に著名してくれという。
著名が終わるとスタンプを押してくれた。
係官はまだサッカーの中継に熱中している。

滞在可能日数のところに90と書いてあった。
これで、メキシコに最大90日間滞在できる。
永原さんが「前は30日ぐらいしか許可してくれなかったのにな〜」
と言っていた。


入国審査も無事に終わり、R1をしばらくは国境沿いに走る。
R1-ハイウェイに乗るのだ。
国境沿いはフェンスが張ってある。
赤い岩肌が印象的だ。

道は切り通しになっているがコンクリで固められていない。
崩れた岩を、トラックに積んで帰る業者らしき人がいる。
このあたりはビデオで見たのと同じような景色である。

やがて西側の太平洋に出る。
ここからしばらくはハイウェイになる。
区間ごとに料金を払うシステムになっていた。
料金は約20ペソ。
全部で6つぐらいの料金所を通ったかな?


ラジオからはスペイン語と英語が聞けた。
音楽番組を選曲すると懐かしい'80のユーロビートが流れてきた。
ついつい口ずさんでしまう。

エンセナーダまで太平洋側には住宅街が点在する。
この辺の住宅街はこぎれいであったが、
永原さん曰く「南にいくにつれてボロくなるよ」

看板も英語のほかにスペイン語も混じりだした。
スペイン語の看板の方が絵の多いような感じ*がした。

*朱犀の注釈
  違うよ。(^o^)
  看板に書かれている字は,スペイン語の中に英語を混ぜ
  てあるのだよ。
  外来語(英語)や商品名(米国品),人名はそのまま表記
  されているので,英語のように見えてしまうのだ。
  #英語とスペイン語を併記してる看板もある。