3月01日(その1)ナショナルシティ→国境(USA側)

*** '98年3月1日 晴れ ***


8時30分。雀の鳴き声で目が覚めた。
荷物をまとめて車に積み込む。
外から宿泊した「トラベロッジ」を撮影した。
外観もなかなかである。
今日はいよいよ国境越えである。

その前に少し買いものをする。
バハカリフォルニアではあまり物が買えないから。
永原さんに連れられてターゲットというホームセンター
(ディスカウントショップ?)に行った。
お店のマークが“マト”なのがいかにも!という感じで笑ってしまう。

折り畳みの椅子のコーナーに向かう。
ターゲットは広かった。
ついつい、他のものに目移りしてしまう。

お〜っ、Fサス付きのMTBが$199。3万円しない。
しかもハブはクイックリリース式(←これでいいですっけ?自転車な方)!
サイクルコンピュータにも目が行ってしまう。
バイクでコマ図ラリーをやるときに使うからだ。
日本のキャッツアイ社製(通称;猫目)と比較して見るが、猫目の方が
作りが良さそうであるので購入はやめた。

他には、茶碗とランチョンマット(クロス)を購入した。
ランチョンマットは袱紗の代わりだ。
日本から茶碗を1つ持って来ているが、茶をたてるとなると
一つじゃ足りない気がした。

手拭きとして、キッチンタオルを購入した。
これは日本でも重宝している。
2ロールあれば十分なのに沢山入っている。
3ロール入をやっと見つけレジに向かう。

その隣でガロンサイズの飲料水を見つけてこれも購入。
500mlのペットボトルはレジの隣にあったのだが、
メキシコでは生水や水道水が飲めないというので
ガロンサイズを探していたのだ。


その他、色々と小物を買い込み、目的の折り畳み椅子も買った。
さて、出発しようかというときに、椅子を袋から取り出すと
背もたれの布が入っていない。
これがないと、これからの旅が辛くなる。
永原さんが交換に行ってくれた。

折り畳みの椅子で3rdシートを仮設した。
やっとこれで前が見える。


メキシコに入る前にガソリンを入れた。
メキシコ国境へ行くのにここが最後のガソリンスタンドらしい。
車とバイクと予備タンクを満タンにした。

昼飯はスタンドの隣にあるケンタッキーでとった。
いろいろなセットがあり、ナンバーが表示してある。
ナンバーで注文した。
ドリンクはセルフサービスになっていた。
ジュースのおかわりをしてしまった。

国境を超える前に保険屋で車の保険に入ることにする。
「ガソリンスタンドへ行く道の途中にあったよ」
と永原さん。
運転しながら保険屋さんも探してあったようだ。

保険屋はドライブスルーであった。
車を建物の窓口に近づける。
交渉は永原さんが行った。

フェンスの向うにメキシコの国旗が見える!
あの柵の向うがバハカリフォルニアなのだ!

保険屋のおっちゃんが、ナンバーを書いてくれと紙とペンを渡してきた。
主宰が車を降りてナンバープレートの番号を写す。
それをおっちゃんに渡した。
すると、おっちゃんがドライブスルーの小屋から出てきた。
ん!?
おっちゃん、フロントガラスの辺りを覗き込み何やらメモを取っている。
あ〜っ!!
ナンバーってフレームの番号だったのね(^^;

保険も入ったし、いよいよ国境へ。
ゲートをくぐり、ギャップを超えた(重量計になっているみたい)とき、
「ビィーッ!」
ブザーがなった。
ん!?重量オーバー?